7月28日、郡山市の開成山球場で決勝戦を終えてから今日で4日目。朝7時に学校正面玄関前で出発式を行い、甲子園に向けてスタートしました。
例年は新幹線で大坂に向かいますが、今年は震災もありましたし贅沢はしないということ、そしてその影響で寄付金もあまり集まらないのではないかという予測もあり、バスで行くことにしました。これは野球部側からの提案で、学校側はもちろん新幹線でいいよ、ということだったのですが、そうさせていただいたんですね。
甲子園出場というのは、ホントに様々な人のご厚情の中で成しえるもの。寄付募集の活動も、様々な人が関わり、労力も相当なものだと思います。ましてや震災の影響もあります。そんな中で、甲子園に行くからといって贅沢三昧、何でもOKなんてわけにはいきません。
これは、我々スタッフも選手も共通な認識。しかも連続で出場させていただいているので、これも当然だと思っています。さて、バスの中はというと、明るくて雰囲気がいいです! 現在は県大会の時のビデオを見て過ごしています。決勝が終わってからも休みなく動いていますから、選手もほとんど見ていなかったようですね。白河戦で芳賀が打った一・二塁間へのタイムリーや中村のセフティバントのシーンではみんな思わず「上手い!!」と声が漏れていました。
大阪に着くのは午後5時くらいでしょうか。長旅になりますが、人目を気にせず、ビデオや景色を見ながらゆっくりと過ごすのも悪くないですよ。今日はホテルに着いたら、荷物の搬入を行い、ミーティングで終わりでしょうか。ゆっくり休んで、明日は9時から練習、そして午後3時から甲子園練習となります。開会式まではスケジュールが満載。精神的にも疲れるんですよね。
甲子園での調整というのは技術面だけじゃなく、精神面が一番大事。気疲れというのでしょうか。特に今年は震災県代表ということもあって注目されているようですから取材も増えるだろうし・・・。そこがちょっと不安ですね。
しかし今年は「特別な夏」。地震・津波・原発に最近の会津の大雨。今、福島県は苦しんでいます。今日の出発式でも、「野球部の活躍が復興への希望となる」というお言葉を頂きました。我々の姿がもしそのようなプラスの影響につながるんであれば、こんな嬉しいことはありません。一つ一つの試合を大切に戦い、そして何としてでも上まで行くんだ、という強い信念をもって戦ってきます。皆さん、応援よろしくお願いします!! (Yokoyama)