ここ数日の雪の影響で、外で活動している部活動は練習場所の確保に苦労しています。グランドの周りを利用することもあるが、夕方になると凍結して難しい状況です。ウェイトトレーニング室はもとより校舎内や屋根のある場所のありとあらゆるところは混雑しています。体育館のギャラリー、1階フロア、校舎の廊下や階段、立体駐輪場など、各運動部がところ狭しと練習に汗をながしています。
顧問間で話し合い練習場所を調整するばかりでなく生徒間でも譲り合いながら練習している姿は、実に美しい光景です。この季節の屋外競技は雪の降らない地域と比べれば練習環境だけをみれば一つのハンディキャップを負っているといえるでしょう。屋外と同等の運動量を確保するのもなかなか困難です。
しかし、雪国の環境をもろともせず、じっと耐え忍んで春に大輪の花を咲かせるのが雪国魂。冬季の室内の練習は、各顧問の腕の見せ所です。
あの手この手でひと工夫。肉体だけの成長では、だだの大きいイモムシにしかなれません。じっと耐え忍んで、精神的にも成長した者だけが美しい蝶になって変身し、大きく羽ばたけるのだと思います。
春にはPHYSICAL(肉体)もMENTAL(精神)も一回り成長した生徒の飛躍を期待したいと思います。
(T.N.)