テレビなどで知っている人もいるかもしれませんが、以前は不治の病とされてきた白血病などの病気が骨髄移植によって治癒の見込めるようになってきました。
骨髄には型があり、その型が一致するのは兄弟の場合では4分の1、それ以外だと数万分の1から数百万分の1とだそうです。同じ型を持つということはずっとずっと昔お互いの祖先が兄弟だったということかもしれませんね。しかし、一致した型が見つからないと移植を受けられません。
私も興味はあったもののなかなか登録する勇気がなかったり機会がなかったりしていましたが、先日骨髄バンクにドナー登録してきました。検査の際に看護師さんが「私も10年以上前に登録しましたけれど、まだ ドナー(提供者9になっていないんです。骨髄提供の依頼が来るのは本当に忘れたころですよ。」と私を安心させるために話してくれました。しかし、それはもし自分が病気になったときも同じ型を持つドナーが見つからないということ。このことからも、現在病気と闘っている人の不安は計り知れないなと思います。いつか私の骨髄が役に立つ日が来ればいいなと思います。
それにしても、DNAや骨髄の型・・・、私たちは自分自身の体でも知らないことがたくさんあるのですね。そして本人たちが全く気がつかないところでそれを通してつながっている! なんだか、自分たちの体、住む世界が無限の宇宙のように思えてきます。
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