最近、ある楽器を習い始めました。
先生の演奏はとても簡単そうできれいな音を響かせています。
どれ私も・・・とやってみると、まずその楽器を手にしても、ちゃんと持つことすらできません。まして構えや姿勢なんて、ぐにゃぐにゃに・・・。持ち方に集中すると、姿勢が崩れ、姿勢を直そうとすると身体に無駄な力が入る・・・。
そのうち「できない、できない。」と焦ってますます下手になっていくような気がしてしまいます。
しかし、そんなときに私を落ち着かせてくれるのが先生の声です。
「あら、今のいいねぇ。」「いい音ねぇ。」「あら、上手。」「姿勢がいい。」「頑張ったね。」どんなに失敗しても最終的に褒められてしまいます。
すると、自然と無駄な力が抜け、「さぁ、もう一度やってみよう」と思えるようになります。
ついつい、「それじゃだめよ。」「こうやるんだよ。」「やってあげるね。」といってしまいがちな私自身の学校での姿勢を振り返らせられます。
「やって見せ、言って聞かせ、褒めてやらねば人は育たじ。」
この「褒める」こと。大切なのは当前のことなのですけれど、もっともっと意識して大切にしていかなければならないと思いました。
何の楽器かはもっとうまくなってから公表したいと思います。
(chi)