「何でいつも周りから○(マル)ばかりもらおうとするんだ。…後略」これは、私が高校時代に主将を務めた部活の顧問の先生から言われた言葉です。当時私は、主将としていろいろ考え、部のためにと頑張るうちに行き詰まり、その競技さえ嫌いになっていました。
しかし、その言葉がきっかけで部のためにと思って行っていることが、自己満足のために行っていることに気付き、その後気持ちを切り替え、失敗をくり返しながらも引退するまで主将を務めさせて頂きました。
こんな出来事を通して起こった、「人との出会いや言葉との出会いが、自分の大きなテンキ(転機)になる。こんな体験をさせられる人になりたい。」という気持ちが、私が先生になろうと思った大きな理由です。
どんな出会いや言葉が、自分の人生にテンキ(転機)を与えてくれるかわかりません。そのチャンスを逃さないよう、いつも心のアンテナを立てておく必要がありそうですね。
先日、「先生は何で先生になろうと思ったのですか。」と質問してくれ、十数年前の出来事を思い出させてくれた生徒に感謝しています。ありがとう。 (ts)