先日、私が初めて担任をした時の卒業生が2歳になる子供をつれて会いに来てくれた。卒業して7年が過ぎて、社会人として父親としてたくましくなった姿にとてもうれしく思うと共に感謝の気持ちが湧いてきた。
当時、大学を卒業して間もない私はクラス担任として何を生徒たちに教えることができるかなど迷いと無我夢中の3年間を生徒と共に過した。このクラスはとても明るく何事にも前向きに取り組むことができるクラスでもあった。競技大会・修学旅行・学院祭などすべての行事において全力で取り組んだいたことを思い出す。また、彼らが3年生の時は聖光学院野球部が初めて甲子園に出場したときでもあり印象深い。会いに来てくれた彼も野球部員として甲子園に出場している。
そんな思い出を話しているときに彼が2歳の子供に「○○も聖光に入って先生に担任してもらうんだよ」と話した。それを聞いた私は、思わず感無量になり涙が出てきた。担任として至らないことが多かった私に対しそんな思いを持ってくれているとは感謝であり、これからも担任として成長を続けなければならないと改めて思った。
これからも生徒と共に成長していきたい。(TS)