本日県営あづま球場で行われた第99回全国高等学校野球選手権福島大会の3回戦は、会津地区の喜多方高校と対戦し、7回コールド勝利で4回戦進出を決めました。
喜多方高校とは昨年も4回戦で対戦し、この時は初回に3点を先制されながら逆転勝利を収めた相手。初回、先発の前田秀紀君が一死一・二塁のピンチをつくると、去年の再現も頭をよぎったものの前田君が4番、5番打者を連続三振で斬ってとりピンチを脱します。
すると聖光打線は新切り込み隊長の松本聖也君がライト戦に二塁打を放つと、2番矢吹栄希君がセンター前へタイムリーを放ってあっさり先制します。瀬川航騎君のライトフライで三進した矢吹君を4番仁平勇汰君の内野ゴロで還して2点目を挙げると、5番柳沼楽人君が三塁線を抜く二塁打で再びチャンスメイク。ここで6番佐藤隆平君がライト前へタイムリーを放ち、四球を挟んだ後に今日スタメンの8番小泉徹平君のセンターへのタイムリーで初回一気に4得点。試合の主導権を握ります。
こうなると注目は前田投手のピッチング。これまでの大会ではなかなか結果を残せなかった前田君ですが、今日は圧巻の投球。三塁を踏ませず奪三振は6イニングで9個。終始ストライク先行でボールを低めに集めて喜多方打線を圧倒しました。
聖光打線は3回に佐藤隆君、4回には仁平君のタイムリーで小刻みに加点し、6回には三塁打の小泉君を置いて、暴投で1点を挙げて合計7得点。効率の良い攻めで7回裏を迎えます。
7回にマウンドに上がったのは湯浅京己君。2年生の秋までは腰痛でマネージャーを務めていた苦労人が、怪我の癒えた冬場に猛トレーニングを課して急成長。この日もMAX145km/hを記録した絶品のストレートで喜多方打線を抑え、2試合連続のコールド勝ちを収めました。
次戦は明後日、須賀川桐陽と会津の勝者と対戦します。どうぞ皆様、ご声援よろしくお願い致します!