先日の土曜日に降った大雪。2週連続の大雪となり、今回は前回の積雪にさらに上積みされて、交通網などはもう大混乱!! 学校も2日連続で休校にせざるを得ない程の異常事態となってしまいました。学校から5分程度のところにある聖光学院寮では部活動の練習を取りやめて、地域の雪かき大作戦!! 最初は寮周辺からどんどんその範囲は広がって、雪かきを行いました。学校には地域の方々から感謝の電話が鳴り止まず、嬉しいニュースとなりました。
そんな中、学校に一通の感謝の手紙が届きました。それをご紹介いたします!!
拝啓
立春を過ぎてからの、記録的な大雪。春も当分は足踏み状態になりそうです。
さて、本日夕方、大変感激したことがあり、ペンをとった次第です。
夕方の買い物に出ようと、駐車場から車を出そうとしましたが、轍にタイヤをとられ、往生しておりました。そこに、スコップを持った若者二人が駆けつけてきてくれました。そして、二人は、早速私の車が道路に出られるようにと、車の後部の雪をかき始めました。頼んだわけでもないのに、道路の雪を、せっせと勢いよくかいてくれているのです。
見かけない若者だと思っていましたら、近所の方が、聖光学院野球部の寮生だと教えてくれました。(中略) 近所の方は、「野球部の寮生が、こうして、町内のあちこちの雪かきをしてくれているのですよ。」と教えてくれました。「さすがは地域の高校生だね。ありがたいことだよ。応援してるから、夏の大会も頑張ってね。」と声をかけました。彼らが返してくれた笑顔は、昨日からの雪との格闘の疲れを吹き飛ばしてくれるものでした。その後、ヨークベニマルに買い物に行った家族が、雪かきをしての帰りと思われる聖光学院生から「こんばんは。」と、明るくあいさつされたと話しておりました。
聖光学院野球部の皆さんが、東日本大震災後にも、いち早く地域のためにボランティア活動をされたときも、その爽やかな行為に心を打たれておりました。そしてまた、今回の、たくましい行動力に胸が熱くなりました。
遠く県外から伊達町に来ている生徒さんたちが、伊達町のために行動してくれている。こうした生徒を育てておられる、聖光学院の監督さん、先生方のご指導に心から敬意を表したいと思います。自分の住む地域に、こんなに爽やかな高校生がいること、彼らの学ぶ高校があることをとても誇りに思います。
彼らの、今後の活躍を心から願っています。先生方、野球部の皆さんによろしくお伝えください。
敬 具
2014年2月15日 地域住民の一人より
わざわざお手紙を頂いたこと、心より感謝致します。生徒も大変喜んでおります。ありがとうございました!!