本日、福祉コースの2年生を対象に認知症サポーター養成講座が開かれました。認知症という病気は誰にでも起こりうる脳の病気で、85歳以上では4人に1人にその症状があるといわれています。現在は210万人ですが、平成52年には400万人くらいまで増加することが予想されています。認知症の方々が住みやすい環境をつくるためには地域の支えあいが必要となります。認知症の人や家族の「尊厳のある暮らし」を守るために、周囲の正しい知識と認識が必要であることから、今回の講義が行われました。
講師の先生としてお招きしたのは、我々の地域に大きく貢献していただいている伊達市保原地域包括支援センターの森美樹先生はじめ職員の方々です。高校生でもわかりやすく理解できるよう寸劇を披露していただき、認知症に対しての正しい知識を学ぶことができました。
なかでも認知症の人への対応の心得”3つの「ない」”として、
① 驚かせない
② 急がせない
③ 自尊心を傷つけない
この3つのキーワードを理解したうえで認知症の方と関わることが大切であることを学ぶことができました。一人でも多くの方々が認知症の人や家族の応援者となって、安心して暮らせる街づくりを心がけていくことができれば幸いです。
伊達市保原地域包括支援センターの皆様方には大変お忙しいなか、お越しいただき誠にありがとうございました。生徒たちには、今回学んだことを活かして地域に貢献できるような人材になってほしいと心から願っております。