本日いわきグリーンスタジアムで行われた第64回秋季高等学校野球福島県大会準決勝は今夏の準決勝と同じ県南地区の光南高校と対戦、4対0の完封勝利、そして新エース1年生の石井成投手のノーヒットノーランの快投で7年連続の東北大会出場を決めました。
準決勝第1試合の終盤に雨が降り、本校の試合は1時間遅れの13時30分の試合開始。しかも中盤以降再び雨が降り、グランド状態は最悪の状態での試合になりました。
試合は初回、園部聡君のライトオーバーの三塁打などでチャンスを作るも後続が立たれて無得点。しかし、3回に二死二塁から園部君のタイムリーで先取点を挙げました。さらに6回には先頭の好調八百板飛馬君がライトフェンス最上段に当たるスリーベースヒットで出塁すると、5番佐藤昌平君が粘りに粘って四球を選びチャンスを拡大すると、一死後今日スタメンの井原貴視君が一塁線へ見事なスクイズを決めて2点目。さらに8番廣瀬和光君が追い込まれながらアウトコースのストレートを右手一本で捌く執念のレフト前ヒットでこの回2点を追加しました。7回にも相手野手の失策やパスボールで1点を加点した聖光学院は合計4得点。少ない好機を点数に結びつける試合巧者振りを発揮しました。
一方先発の石井成君は前述の通りノーヒットノーランの快投。死球2個ながら、水溜りが出来るほどの悪条件ながら今日も無四球で我慢強く投球、緩急をつけたピッチングで相手を翻弄、9奪三振を奪う力投でチームを東北大会に導きました。
「エース不在」と言われた今チーム、しかし大会を通して期待の1年生左腕が大きく成長し、磐石の戦いぶりを見せてくれました。決勝戦は明日12時より、同じくいわきグリーンスタジアムで白河高校と対戦します。皆様、どうぞご声援よろしくお願い致します。