第64回秋季東北地区高等学校野球大会は、本日準決勝2試合を秋田市こまち球場で行いました。本校は第2試合で強豪青森山田高校と対戦し、見事6対2で勝利をおさめ、4年ぶりに決勝進出を果しました。
先攻の聖光学院はいきなりの先制攻撃を仕掛けます。先頭の斎藤湧貴君が初球をライト前ヒット、続く2番平野雄馬君が絶妙のセフティバントを一塁線に転がしこれが内野安打、3番長井涼君が送ってわずか4球で一死ニ・三塁のチャンス。ここで四番園部聡君の内野ゴロの間に1点を先制すると、5番安西聡君がライト前ヒット、6番川合祥太朗君がセンター前へタイムリーを放って3点を先制します。2回、3回とスコアリングポジションに走者を置き、5回には3番長井君のタイムリーで1点を追加、試合の主導権を握りました。
聖光学院の先発は3連投のエース岡野祐一郎君。今日は初回から走者を背負う厳しい投球。しかし持ち前の打たれ強さを発揮して5回まで無失点で凌ぎます。そして4対0で迎えた6回、とうとう青森山田打線につかまります。一死から三連打、犠牲フライで今大会初失点。2点を奪われてしまいました。県大会から続く岡野君の無失点記録は32イニングで途切れてしまいますが、試合はまだ4対2。勝負は後半にもつれ込みます。
なんとしても追加点の欲しい聖光学院は8回、先頭の5番安西君が四球を選び、6番川合君が送りバント。さらに三ノ輪君が四球で出塁すると、8番京田世紀君が初球を執念のセンター前ヒット。喉から手が出るほど欲しい追加点を奪います。続く9回にも途中出場の野本恭平君が一死からレフト前ヒットで出塁し、安西君が併殺崩れ、一塁走者となった安西君が今日2個目の盗塁を決めると、川合君がタイムリーを放ってダメを押しました。
終盤の粘り強さを発揮した聖光打線の執念は、粘投を続ける岡野君にも乗り移ります。7回こそ先頭打者にヒットを許しますが、これをダブルプレーで凌ぐと、8回、9回を三者凡退に斬ってとり、見事3試合連続完投勝利を挙げました!! 岡野君は被安打7、そして特筆すべきは今日も無四球(死球1)だったこと。奪三振は2個と粘り強く投げぬきました。一方攻撃陣は青森山田の投手陣に12安打を浴びせ、盗塁も2個、さらに6犠打と堅実な攻めで結果的に青森山田を圧倒しました。
聖光学院はこれで4年ぶりの秋季東北大会ファイナル進出。明日午前10時からこまち球場で今夏全国選手権の準優勝校、今大会も猛打を振るい、今日の花巻東高校戦も逆転の9対8で勝ちあがった光星学院高校と対戦します。秋の東北大会初制覇に向けて、皆様ご声援よろしくお願い致します!!