2月26日付のスポーツニッポン紙福島版に、本校野球部の3年生が取り上げられました。
メインで扱われたのが大阪産業大学へ進出する中多惇投手(情報電子科)。中多君は1m83cmの長身右腕で、130km/h後半の直球にカーブ、スライダー、ツーシーム、カットボールなどの変化球を駆使する好投手で将来が有望視される逸材です。高校時代は2年生ながら甲子園のベンチ入りを経験するなど次世代のエース候補でしたが、秋は不調に、そして春先に肘を痛めるなど怪我に泣き、とうとう最後まで登板の機会は得られませんでした。しかし、決して腐ることなく献身的にチームに尽くし、9月以降もグラウンドに欠かさず足を運び大学進学後の復活を期してトレーニングを重ねてきた苦労人です。進学先は阪神大学野球連盟1部リーグの大阪産業大学。中多君は「聖光学院で野球だけじゃなく、1人の人間として大切なことを学んだ。未熟な自分に期待してくださった人たちに今から本当の恩返しをしていくつもり」と抱負を語っています。
また、2年生エース歳内宏明君(情報電子科)、芳賀智哉君(電気科)をリードし、甲子園ベスト8進出の立役者となった星祐太郎君(普通科進学コース)、2年連続レギュラーとして甲子園の土を踏んだ山口宏希君(普通科進学コース)、入学当初は育成(3軍)から這い上がりレギュラー獲りした板倉皓太君(普通科進学コース)も写真入で紹介。流通経済大学に進学する星君は「1年生からレギュラーを目指す」と意欲を見せれば、専修大学に進学する山口君も「まずは高いレベルについていけるように必死でやる」と話し、神奈川工科大学に進学する板倉君も「聖光の泥臭い野球を大学でも貫く」と力強いコメント。
卒業式を3月1日に控えた3年生の選手たちは、大学での練習から一時帰福し、昨日(26日)も聖光学院野球場で後輩たちのサポートを行っていました。OBの活躍は我々にとって何より嬉しいことです。卒業後も是非とも頑張ってください!!