インタビューシリーズ第3回目は、情報電子科の木村拳吾君です。木村君はサッカー部の主将として活躍し、今回かNTT-ME(株)に就職が内定しました。部活の事、学校生活の事、就職の事、いろいろ質問してみます!!
就職内定おめでとうございます。
「ありがとうございます。この就職難の中、内定を頂けたことは、学校の先生のおかげだと思っています。本当に感謝しています。」
就職に向けて木村君はどんな活動をしましたか?
「まず進路指導室に通いました。とにかくしつこい位。自分は大学か就職か迷っていたのですが、就職、ということについてあまり実感がわかず、それで進路指導部長の阿部尚弘先生に色々な話を聞きました。大学にも魅力は感じていましたが、就職は自立するっていうか、自分自ら汗を流してお金を稼ぐ…。なんかそれもいいかな、と就職に対するイメージが変わってきたんですね。」
そこで結局は就職になった?
「はい。両親とも相談して。自分はサッカー部だったので、もしインターハイの県予選で優勝したら大学に行く、駄目だったら就職する、という結論を出しました。でも残念ながら大会では早々と敗退…。かなりへこみました。それで、約束通り、就職に決めたんです。」
NTT-MEは文字通り、NTTの関連会社。大企業ですし、良かったですね?
「はい(笑)。内定を貰った時は嬉しかったですね。この会社には昨年受験した先輩の体験記を見て、徹底して勉強しました。去年の先輩、藤原祐介さんに電話してアドバイスも貰いましたし、対策はばっちりでした!」
就職後は、夜間の大学にも通うんだとか・・・?
「はい。挑戦します。先輩の藤原さんも同じ道なんです。1年間しっかり働いて、電通大に合格されました。自分も大変だとは分かっていますが、どうせ働くなら大きな戦力となりたいし、上まで行きたいっていう気持ちがあります。担任の高橋恵子先生も木村なら大丈夫だから挑戦しな!って背中を押してくれました」
木村君はサッカー部でしたね。どうして聖光に入学したの?
「自分は大鳥中出身なんですが、聖光サッカー部の試合を観た事があるんですが、とにかく運動量が凄かった。誘われたというのもありますが、その時のイメージが強かったですね。練習の見学も何回も来たんですが、ただサッカーをやっているのではなくて、挨拶などの指導も行き届いていて、いいチームだと感じたからです。」
実際入部してみてどうでしたか?
「最初は中学生と高校生とのギャップというか、差を凄く感じました。フィジカル面や技術、メンタル面でも全然だめ。監督の山田喜行先生からはしばらく中学4年生!!って言われていました(笑)。」
2年生の新チームではキャプテンに任命された?
「はい。チームみんなの投票と監督・コーチの意見でキャプテンになりました。実は自分達が入学した時、サッカー部が学校の強化指定部になったんです。ということは、自分が強化指定部1年目のキャプテン。かなり責任を感じていました。」
一番大変だったことは?
「う~ん。やっぱり大会で勝てなかったことですかね。期待されていながら、最高成績は県ベスト8。でも不思議と悔いはないです。結果としてはベスト8だったですけど、試合に挑む姿勢というか、他の部分では絶対県でNo.1だったと自信を持って言えるんですね。自分らの代はとても個性の強い奴が多い。まとめるの大変でしたけど、その分最後は全員で戦えたことが良かったと思っています。」
サッカー部の練習はどうでしたか?
「1年生の時はただつらいだけ。でも、自分の考え方が変わってきてからは、そのつらい練習に主体的に取り組めました。聖光のサッカー部は凄く雰囲気がいいですね。練習中はとにかく120%で取り組んで、終わったら切り替えられる。オン・オフのけじめがしっかりできています。明るく活気もありますし、つまらない上下関係ももちろんない。だから下級生だって伸び伸びプレーできます。そして何より山田監督がいいですね。山田監督は命がけで自分達に指導してくれます。本当に感謝しています。たまに言うギャグも凄くセンスがいいですよ。サッカーの指導もですけど、笑いのレベルもかなりのものです(笑)。」
成績はどうだったの?
「成績はクラスでは1年次に1番!! 2年からは古関美月さんに次いで2位。サッカーとの両立は大変でしたけど、サッカー部でも勉強会はありましたし、とにかく授業に集中しました。情報電子科はパソコンの事はもちろん通信技術なども学べて、この科を選んで本当に良かったと思います。」
間もなく卒業を迎えますが、木村君にとって聖光学院はどんな学校でしたか?
「そうですね、一言で言うと人生の半分位のことを学んだんじゃないかって思うほど充実していました。やっぱり一番はサッカー部。それと情報電子科のクラスメイトも最高!! 凄くまとまりも良かったし、一つの事に一致団結出来るクラスでした。冷めている奴がいない!! 男女共仲が良くて、担任の高橋先生も自分達の事をいつも一番に考えてくれている。それに美人です(笑)。」
そう言えば、木村君は弁論大会で理事長賞だった!! 副賞は確か・・・
「はい。小学校時代に悔いが残った事があって、言えなかった一言というか、言いたいことはちゃんと今言いましょうって話しですね。副賞はディズニーランドのペアチケットでした。」
ペアチケット・・・。もう行ったの?
「まだ行ってません(笑)。いつ行くかも決まっていませんよ。卒業してから就職するまでの間には行きたいですね!!問題は、誰と行くかですね(笑)」
最後になりますが、3年間を振り返って、そして中学生の皆さんにメッセージをお願いします。
「先程も言いましたが、私は聖光学院で人生を歩むにあたって本当に大事な事を学んだと思います。部活動も勉強も全てにおいて先生方が手を抜かずに自分達のためにしっかり指導してくれる。聖光学院は本当に自分達を"成長"させてくれる学校です。絶対後悔はしませんよ!! 中学生の皆さん、聖光に入って成功しましょう!!(笑)」
終始和やかな雰囲気で進んだ今回のインタビュー。部活動と勉強の両立。そして就職。驚いたのは、1年後に電通大への入学を目指している、ということ。凄い向上心ですね。藤原君という目標となる先輩もいますし、木村君ならきっとやってくれるでしょう!! 今後の活躍を期待しています!!