本日国民体育大会のため延期されていた秋季東北地区高等学校野球福島県大会の決勝戦が郡山市の開成山球場で行われました。
試合は初回から動きます。後攻めの聖光学院は初回、先頭の斉藤侑希君が四球を選び、2番芳賀智哉君のカウント2-3からのエンドランが右中間の2塁打となり、これをサードコーチャーの宗形光君が走者の斉藤君を本塁へ突入をさせる好判断でまず1点。さらに1・3塁から4番福田瑛史君のダブルプレーの間に2点目を挙げる速攻。三回には二死から福田君がレフトへ2塁打を放つと、5番川合祥太朗君が低目のスライダーを見極めて四球を選ぶと、6番大瀬昴君が相手エース森投手の得意球のスライダーをライト前に運んでこの回まず1点。さらに続く歳内宏明君がライトオーバーの三塁打を放って2点追加と、今日も序盤で大量得点を奪う展開となりました。
聖光打線は5回にも主将中村星太君のセンター前タイムリー、6回に芳賀君の犠牲フライ、そして7回にも大瀬君・芳賀君ののタイムリーに斎藤湧貴君の犠牲フライで3点を挙げ、合計10得点と日大東北投手陣を攻略しました。
一方、今日の先発はもちろんエースの歳内宏明君。歳内君は今日もエンジン全開。MAX141km/hの速球に、得意のスピリット・フィンガード・ファストボールやスライダー・カーブなどを交えて日大打線を零封。奪三振は16個を数え、被安打は5。最終回の一死一・三塁のピンチも落ち着いてゲッツーに打ち取るなど貫禄のピッチング。チームを5年連続秋季大会の優勝へと導きました。
これで県内公式戦の連勝記録は55まで伸び、県大会8季連続優勝と素晴らしい躍進。続く大会は選抜出場を懸けた秋季東北大会。今日の午後に東北大会の抽選会があり、初戦は9日(土)に山形県第2代表の鶴岡東高校との対戦に決まりました。
過密スケジュールが続きますが、是非とも東北大会でも勝ちあがり、3年ぶりの選抜出場を果たしてもらいたいものです。皆様、今後とも応援よろしくお願い致します!!