第92回全国高等学校野球選手権2回戦、本校にとっての初戦が、本日阪神甲子園球場で行われました。台風の影響で1時間遅れの開始予定、実際には12時30分前に試合が開始されました。
聖光学院の先発は2年生エース歳内宏明君。歳内君は初回、広陵の先頭打者を三振でとると、続く2番・3番打者を得意のフォークボールで内野ゴロに仕留める順調な立ち上がり。歳内君は5回まで被安打2、四球1のベストピッチングを見せます。
一方聖光打線ですが、広陵高校のプロ注目右腕有原投手の前に1・2回を三者凡退に抑え込まれます。3回には星祐太郎君、4回には根本康一君が先頭打者で出塁し、送りバントでスコアリングポジションに走者を進めますが、後続を完璧に抑え込まれます。有原君はMAX149km/hのストレートにカーブ・スライダー・チェンジアップを交え、さらに絶妙な制球で攻略はかなり困難を極めました。しかし、7回1死から遠藤雅洋君が内野安打で出塁すると、5番三瓶君がヒットエンドランを成功させ、1死1・3塁。期待の6番斎藤英哉君は一塁ゴロに倒れ、2死後7番星君カウント2-3から低目の球をハーフスイングで三振!! かと思われた瞬間、その球がワイルドピッチとなって思わぬ形で先制点をあげました。
歳内君は6回、2本の安打を打たれながら無得点、7回にも1死1・2塁のピンチを切り抜けるなど粘りの投球。そして迎えた9回、5番から始まる広陵打線を三者凡退に抑えて見事完封勝利!! 141球を投じながら被安打5、四死球4、奪三振は5と粘投。6回にはあわやタイムリーかと思われたセンター前ヒットを根本君が好返球で刺すなどバックも無失策で守りきり、選抜4強の広陵高校を破り16強進出を決めました。
全国制覇を経験するチームに常に全国大会で苦杯を舐め続けた本校が、ついにその壁を破りました。本当に良くやってくれました。
次戦は16日、地元大阪代表履正社高校とベスト8をかけて戦います。皆様、どうぞ応援よろしくお願いいたします!!