本日あづま球場で行われた第92回全国高等学校野球選手権福島大会の2回戦、本校にとっての初戦は、一昨年の決勝の相手、郡山商業高校に9対0で快勝し、3回戦に進出しました。
聖光学院は初回、相手エース投手から1番で主将の村島大輔君がいきなりセンター前ヒットで出塁。東北大会で18打数12安打と打ちまくった頼れる主将が今日もチームに勢いを与えます。二死後、4番の2年生遠藤雅洋君が起死回生の右中間3塁打で先制。打つべく人がしっかりと仕事を果たし、最高の形で2010年の夏がスタートしました。また4回には7番に座る副主将、1打席目も安打を放った斎藤英哉君が右中間に2塁打を放ち、四球で出塁の板倉皓太君が生還し2点目、そして2死後には今日先発の歳内宏明君が追い込まれながらインコースの難しいストレートを執念でレフト前に落として3点目。優位に試合を進めます。
5回と8回にも四死球で出した走者を犠牲フライで還す効率の良い攻めで着実に得点すると、マウンド上では2年生の歳内君が圧巻の投球。スピードの乗った切れのある直球とフォーク、カーブ、スライダーなど豊富な球種を駆使して郡山商業打線を寄せ付けません。歳内君は9回完封勝利、奪三振は毎回の12、散発の3安打に封じ込んで、ここ2年間苦しんだ夏の「初戦」に申し分のない勝利をもたらしました。
9回には2本の2塁打にバントヒット、そして歳内君のこの日2本目のタイムリーで一挙4点、終わってみれば、10安打で9得点、3盗塁とらしさを十分発揮して勝利しました。
プレッシャーのかかる夏の初戦で輝きを魅せたのは2年生右腕歳内君。県大会の決勝、東北大会の準決勝で好投した力を、存分に発揮した試合でした。次戦は17日の予定。球場、試合時間は後日決定されることとなりますが、この勢いを是非とも3回戦でも見せて欲しいものです。
皆様、これからも応援よろしくお願いいたします!!