本日ならは球場で行われた第62回春季東北地区高等学校野球福島県大会準決勝で、先発の遠藤昌史君が快挙を達成しました。
遠藤君は、昨年から投球フォームを乱し、今春の県北大会の決勝でも制球を乱してノックアウトを喫するなど、不調が続いていましたが、その後徹底的にフォームの修正を行い、今大会に臨みました。初戦に復調の兆しが見られましたが、今日の試合は完全復調かどうかの試金石の試合でした。遠藤君は初回を3者凡退にきってとると、2回以降も低目に丁寧にボールを集め、力のあるストレートとスライダーで凡打の山を築いていきます。5回に四球、6回には失策で走者を出しますが、安打は許さず、8回までノーヒット。そして記録のかかった9回表、遠藤君はますます集中力を高めて三者連続三振と圧巻の内容で、ノーヒットノーランを達成しました。またこれまでの春季県大会の奪三振記録は14個だったそうで、今回遠藤君は毎回の16奪三振とこちらも記録更新。歴史に名を残す快投となりました。
一方打線は初回から実に厳しい攻撃を展開します。初回山口宏希君の内野ゴロで1点を先行すると2回には板倉皓太君、村島大輔君の2点タイムリーで4得点、3回以降も着実に点数を重ねて合計なんと20得点。放ったヒットは21安打、うち単打が16本、そして盗塁も8個と「らしさ」をいかんなく発揮して、2年連続の東北大会出場の切符を手にしました。
決勝戦は昨年夏の決勝、秋の準決勝で対戦した東日本国際大昌平高校。3大会連続の対戦となります。開始時間は12:00となります。皆様、応援よろしくお願い致します。
追伸:明日は大変降水確率が高くなっておりますので、高校野球連盟のホームページなどで試合の有無を御確認ください。
記事訂正:遠藤投手の春季県大会の奪三振記録は、史上2位の記録であったことが判明しました。記事を訂正し、お詫び申し上げます。