「やさしいの反対は厳しいではなく、やさしくない」
「やさしい」⇔「厳しい」は対の言葉としてよく使われていますが、
ほとんどの場合の「やさしい」は「甘い」です。
覚悟を持てないから、自信がないから、嫌われたくないから、と、
「もういいよ、十分だよ、大変だったね、がんばったね」と
表面的にやさしく甘やかすのは、結果として「やさしくない」のです。
甘い上司(先生・先輩・親)は、部下(生徒・後輩・子供)の成長にとってその妨げになります。
◆「厳しい」で誤解されるのは、「相手を怒ったり追い詰めたり」という
表面的な言動です。
それは「厳しい」のではなく、「人間力」「人格」が低いだけです。
本当に必要な厳しさとは、
「自分の信念と軸をしっかり持ちながら、
相手を一人の大切な「人」として尊重し、愛情を持った上で、
相手の成長を目的と捉え、高い基準の仕事を期待し、求めること」です。
「やさしい」と「やさしくない」。その判断基準は「相手のため」か、
「自分のため」か、どちらで接しているかの違いです。
そうですよね。その通りです。優しいと甘い。人間はどういう人と出会うかによって大きく変わります。
「厳しくも、優しい上司(先生・先輩・親)」であることが、一番なのでしょう!!