甲子園日記も今日で最終日となりました。
昨日の北海戦で3対7の敗戦。四球と失策が点数に絡む、野球の負けパターン。大事な一戦になればなるほど、ミスは禁物。初回にそれこそ北海高校のミス絡みで3点を先行したのですから、どっしり構えてできれば良かったのですが…
今大会、やはりメンタリティの重要性を再認識した大会でした。初戦クラーク戦に辛勝したのですが、これは精神的に甘さがあった。十分反省し、締めに締めて臨んだ優勝候補の一角東邦高校にはチャレンジャー精神を発揮して見事に完勝。そして4強入りをかけた北海戦では、ミスが敗因の残念な結果に。しかし、大会を通して高いモチベーションを保ち、チームを引っ張ったのが主将松本康希でした。
このチーム、甲子園日記の最初の方にも書きましたがとにかく下手だった。近年の中でも力のなさではNo,1。本当に弱かった。でも、だからこそ目指せるのもがあると「目に見えない力」を追及してきた代です。いや、うちはいつもそういったものを追い求めているのですが、このチームはそこに食いついてきた。だからこそ得られた全国BEST8の成果。
敗退後、宿舎に戻って行われた最後のミーティング。選手は号泣し、我々指導者も涙、涙。この代のキーワードは「聖光学院を取り戻す」ということ。勝ち続けていく中で見えてきた綻び。それを断ち切り、もう一度聖光学院本来の形を取り戻す。私は最後に選手達にこう言いました。
「お前たちは聖光学院を見事に取り戻した!お前ら、本当にいいチームだったよ!!ありがとう!!!」
今大会を通し、本当に多くの方々にご声援を頂きました。この場をお借りしまして、心より御礼申し上げます。また、帰福後はすぐに新チームの練習・試合が始まります。そしてこのチームは10月に岩手で行われる国体に出場することが決定しました。引き続き皆様の温かいご声援を賜れれば、こんなに嬉しいことはありません。今後もどうぞよろしくお願い致します!!
※先生のひとりごとブログは始業日9月1日から再開いたします。2学期もよろしくお願い致します!