本日入学式終了後の午後1時15分より2階会議室において、平成23年度入寮式を行いました。
今年の入寮生は40名と過去最多。聖光学院寮の収容人員を超えて福島市瀬上の施設を借り受けて、生活することになっています。寮生は既に野球部は3月下旬に、サッカー部は4月上旬に入寮を完了しており、実質的には寮生活をスタートしていましたが、今日改めて入寮式を実施しました。
式では入寮生を代表して山形県の鶴岡第三中学校出身の飯塚竜登君(普通科進学コース)が誓いの言葉を述べました。特にお父さん、お母さんのありがたみを感じています、という言葉が印象的でした。寮生活では洗濯や掃除はすべて自分でやらなければなりません。もうそれだけで今までとは異次元の世界です。そんなご両親と今日は最後の?晩餐。短時間ではありますが、有意義な時間を過ごして欲しいですね!
そして最後は舎監の石田安広教諭が｢命がけで生徒達を守ります!!」と心強い一言で式は締めくくられました。入寮生の皆さん、日々の生活や部活動で心身を磨き、立派に成長して下さい!!
本日第50回入学式を挙行致しました。
昨年同様、定員を大きく上回る250名の新入生が、本校に入学しました。｢地震・津波・原発」の３つ甚大な被害を一気に受けた福島県でしたが、本校においては今日、予定通りに入学式が挙行出来た事に、感謝の気持ちで一杯です。
新入生が入場後に全員で｢祈祷」を行い、この震災で亡くなられた数多くの人と、今もなお、苦しみと悲しみの渦中にいる方に心よりの祈りを捧げ、入学式は始まりました。
今年度から聖光学院は創立50周年の記念事業の一環として制服がリニューアルするはずでしたが、この震災の影響で間に合わず、今日は全員中学時代の制服で出席。ここにも災害の余波が及んでしまっているのです。早く新しい制服が揃って欲しいものです。
厳粛な空気の中、式は進み、式辞を述べた新井秀校長は｢キリスト教精神に則り、そして本校のモットーである80/3mindを根底に、その責務を果たすべく我々教職員は最大限の努力をしていく」と話し、また「笑顔で挨拶の出来る人に、そして心を込めてありがとうと言える人に成長して欲しい。この2つが出来るようになれば、勉強・資格・部活などもうまくいく。将来的には復興のためにも希望の光を放てる人になって欲しい｣と新入生に語りかけました。
また、新入生代表誓いのことばで、壇上に立った武藤峻介君(1年普通科進学コース入学・北信中出身)は「復興元年ともいえるこの年に入学するその意味をよく考えたい。生かされている事に感謝し、この3年間を人生の宝としたい」とその決意を堂々と話しました。
創立50周年、そして未曾有の大震災という｢特別な年」に入学したこの新入生を、我々は本当に大切にしなければなりません。心から｢おめでとう!｣という祝福の想いと、そしてこの｢宝｣を立派に成長させる責務を胸に、我々は背筋が伸びる想いをしています。新入生の皆さん、共に歩み、共に成長し、武藤君の言うとおり、聖光学院での3年間を是非とも宝にして欲しいと、心から願っています。本当におめでとう!!
１学期始業式後には恒例の身体測定を実施しました。
震災以後、重～い雰囲気が漂っていましたが、体育館や校舎内には自分の身体測定の結果に一喜一憂する生徒の元気な声がこだましました。やっぱり学校の活力源は生徒ですね!!一気に我々も元気が出てきました!!
さあ、来週月曜日は入学式。新入生を迎え、いよいよ聖光学院の50周年目のスタートです!!
本日は第1学期始業式です。3月11日の震災以降、徐々に復興への道が切り拓かれ、昨日から東北本線も復旧!!と安心していたら、昨夜の大余震。伊達地区のライフラインは問題はなかったのですが、電車の方は点検のためか再び不通状態。なんとも前途多難なスタートとなりました。
しかし、立ち止まってはいられません!!始業式では新井秀校長が全校生徒にメッセージを送り、新年度の心構えを伝えました。
また、今年度からの新任の先生も紹介されました。澤田美恵子先生は通信制課程の先生、佐藤貴一先生は聖光学院寮の副舎監並びにサッカー部のコーチ、そしてチャールトン=シンディーリー先生はもちろん英会話の先生です。どうぞよろしくお願いします!!
波乱の中スタートした平成23年度。50周年の記念すべきこの年を、教職員、生徒滿な力を合わせ、最後には笑顔で終わりたいものですね!!
今年度も聖光学院ホームページで学校の様子や生徒の活躍を皆様にお知らせしていきます!!どうぞ宜しくお願い致します!!
本日は東日本大震災の影響で延期されていた新入生オリエンテーションが開催されています。
来年度の入学予定数は251名と、定員230名を大きく上回り、今日も震災等の影響で数名が欠席されましたが、ほとんどの入学予定者が本校を訪れました。
本来2回に分けて行うオリエンテーションを今日1回でやらなければならないため、内容は盛り沢山。現在は礼拝堂で資料等の説明を受けていますが、その後、武道場などで体操服などの採寸や必要教材の購入などを行う予定となってます。
震災の影響で数多くの教育機関が始業日などを遅らせる措置をとっている中で、本校の被害状況は最小限度にとどまっており、現在のところ予定通りの日程で始業できるのではないかと、その準備を進めているところです。一刻も早いJRなどの公共交通機関の復旧を願うばかりです。
今日のオリエンテーションが行われたことで、年度内の公の行事は終了しました。震災の影響が残る中で、このように行事ができたことは本当に幸せな事です。
4月、新入生を含めた全生徒で新年度を迎えることを、本当に楽しみにしています。それまで皆さん、元気にお過ごしください!!
本日終業式終了後に、離任式を行いました。今年離任される先生方は全部で6名。多くの先生方は定年退職となりますが、引き続き来年度も講師として勤務されることにはなっておりますが、けじめの日として、生徒の前で挨拶を行いました。離任される先生方は下記の通りです。
奥村正典先生(国語科) 定年退職
奥村先生は、国語科の教員として長年に渡りご活躍頂きました。剣道部や書道部の顧問としても生徒を指導し、挨拶では｢聖光学院には温かさがある。大きな勇気をもらってきた」と話されました。奥村先生には来年度も本校でお働き頂くことになっています。今後ともよろしくお願い致します。
安斎初夫先生(数学科) 定年退職
数学科の安斎先生もご定年となります。いつも明るく生徒思いの先生で、もちろん来年度も本校で教鞭をとられます。安斎先生は「このような震災の状況だからこそ、みんなで力を合わせて頑張りましょう!!」と力強いメッセージを生徒達に伝えてくれました。
佐藤重吉先生(工業科) 定年退職
本校の男子バレーボール部を長年率い、現在は女子バレーボール部の監督を務める佐藤先生もご定年です。｢私の人生はバレーボールと共にあった。第2の人生もやっぱりバレーボール。しっかりとした夢を持ち、途中で諦めなければ夢は必ず叶う」と熱いメッセージ。佐藤先生には今後も本校において、授業、そして女子バレーの監督として指導をお願いしています!!
倉茂俊介先生(体育科) 退職
サッカー部のコーチ、体育の先生として活躍した倉茂は、 地元の新潟県の私立高校に新天地を求め、本校をご退職されることになりました。非常に残念ですが、新天地でもサッカーを指導されるとのこと、いつか選手権で会うことができれば最高ですよね!!
笹木正好先生(工業科) 定年退職
本日は体調を崩され、ご欠席されましたが、笹木先生もご定年を迎えました。非常に温厚な先生で趣味は写真で数々の作品展に出品し入賞もされていました。笹木先生にも来年以降本校にお勤め頂きます。
トア マーティン ダフィン(英語科) 退職
何と言ってもマラソン大会に参加し、ぶっちぎりで優勝したことが記憶に新しいですね!! 生徒にとっても親しみやすい先生でした。本当にありがとうございました。新天地でのご活躍を期待しています!!
3月11日(金)の大震災以来、学校は休校状態となっていましたが、本日日程を変更して終業式を行いました。
朝から学校に響く生徒の明るい声! やっぱり学校は生徒がいなければダメですよね。
式ではまず震災で犠牲になられた多くの方々に対し、全校生徒で黙祷を行い、続いて新井秀校長より話しがありました。
新井校長は｢今回の震災で人間の弱さと強さの両方を感じた。大自然の中で人間は無力であったが、しかしその 中でそれに負けない強い気持ち、そして助け合うその姿勢に感銘を受けた。人間とは素晴らしい」などと生徒に語りかけました。
また、県大会を制し、悲願の全国大会出場を決めながら今回の震災の影響で全国大会が中止になり出場できなくなった剣道部に対し、｢必ず次のチャンスが来る。それを信じて乗り越えて欲しい」とエールを送りました。
終業式後には各クラスに分かれて今後の予定などを確認し、日程を終えました。今後春休みに入りますが、事故等ないように、そして今だ続く余震等には十分気を付けて過ごして下さい!!