それを受けて本日、創立記念礼拝を行いました。現理事長の遠藤道雄先生が登壇し、初代理事長野田新弼先生が、聖光学院を創立した経緯と想いについて熱弁をふるいました。
野田先生は青年時代を夢と希望を胸に満州国で過ごしていました。そして南満州鉄道(満鉄)に入社、助役までつとめるほど活躍をされていたそうです。しかし、終戦を迎え、すべてを失った野田先生は失意のうちに帰国、生活もままならず、一時は命を断つことまで考えました。しかし、そんな失意の中で野田先生は聖書に出会い、救われたのです。聖書の言葉「求めなさい。そうすれば与えられる」に導かれるように、協力者と共に高等学校創立に尽力しました。野田先生他創立者たちは、「日本経済を支える産業界の経営者、技術者に<人類愛の精神>を基本とした考えをもってもらいたいと願い、本校は日本唯一のキリスト教主義の工業高校、聖光学院工業高等学校として創立されたのです。
私学には「建学の精神」があります。その話しを聞けたのは、教職員にとっても、生徒にとってもとても大事なことです。創立者たちの想いを胸に、我々は日々歩んでいかなくてはなりません!