本日開成山球場で行われた第70回春季東北地区高等学校野球福島県大会準々決勝は、県南地区の優勝校学法石川高校と対戦して、11対1の5回コールド勝利でベスト4進出を決めました。
エース衞藤慎也君がベンチ入りせず、甲子園で登板した上石智也君、髙坂右京君が本調子でなく登板が見送られる中、今日マウンドに上がったのは外野手登録の川口堅君。スピードは130km/h前後ですが制球力が良く、打たせてとる投球が持ち味です。
その川口君は初回をテンポよく三者凡退で切り抜けると、聖光打線は公式戦初登板の川口君を援護すべく、怒涛の先制攻撃を仕掛けます。先頭の横堀航平君が四球とワイルドピッチで二進すると、2番田野孔誠君が右中間を完璧に破る三塁打で先制。続く矢吹栄希君が連続タイムリーで続くと、4番五味卓馬君の時にヒットエンドランが成功してチャンスを拡大、5番須田優真君の内野ゴロで1点を加点すると、大松将吾君がライト前ヒットで繋ぎ、二死後今日公式戦初スタメン起用の水光燦太郎君がレフトフェンス直撃のツーベースを放って2点を追加、さらにさらに川口君、横堀君とタイムリーが続き、この回なんと一挙7得点。昨年の秋季県大会にみせたような見事な集中力を発揮します。
2回から4回まで全く手を緩めず毎回得点を重ねる聖光打線は合計11得点。川口君も大量得点に守られ5回を被安打4の1失点で凌いで公式戦初勝利。先週の元気のなさが嘘のように蘇った聖光学院はベスト4進出を決めました。
準決勝は明日、県営あづま球場で昨秋の決勝戦の相手光南高校と対戦します。皆様、ご声援よろしくお願い致します!