« 2017年6 月 | メイン | 2017年8 月 »
本日県営あづま球場で開催された第99回全国高等学校野球福島大会の決勝戦は、激闘の末、9回サヨナラ勝ちで勝利し、戦後最長記録を更新する11連覇を達成しました。
聖光学院の先発は前田秀紀君。ダブルエースの一人が昨日の齋藤郁也君の粘投に刺激を受け、意気込んでマウンドに上がります。試合が動いたのは3回でした。トップバッターの矢吹栄希君が右中間へスリーベースヒットを放つと、2番松本聖也君がセンター前へタイムリー、さらに送りバントなどで走者を三塁まで進めると、二死から5番柳沼楽人君が低めの変化球を拾って三遊間を破って2点目、3回にも矢吹君の二塁打で3点目を挙げて優位に試合を進めるかに見えました。
しかし、5回表いわき光洋打線が火を噴きます。この回4本の安打を集中させ、一気に同点に追いつかれます。その裏3四死球で満塁のチャンスを作りますが、走塁ミスで無得点に終わり、非常に嫌な雰囲気が流れます。
6回からエースの大谷投手を投入され、試合の流れは完全にいわき光洋。しかし、7回二死三塁から佐藤晃一君がタイムリーを放ち勝ち越しますが、8回表一死からセンター前ヒットで出塁を許すと、ここで迎えるのはプロ注目スラッガー園部佳太君。園部君はアウトコースの直球を右中間に深々と破り、同点ツーベース。試合は終盤で振出しに戻ります。しかし、エースの前田君が後続を執念で打ち取って凌ぎました。
そして迎えた9回裏。数々のドラマを決勝戦で演じてきた聖光学院は、今年も大チャンスを作ります。一死後、柳沼君が右中間にツーベースヒットを放つと、途中出場の佐藤隆平君がレフト前ヒットで繋ぎ、佐藤晃君が敬遠の四球で満塁となります。バッターは8番渡辺拓路君。春の学法石川戦で9回二死から同点打を放った勝負強い渡辺君は、その時と同じくセンターオーバーのサヨナラヒットを放ち、見事優勝、11連覇達成の瞬間となりました。
皆様、今大会を通し、本当にご声援ありがとうございました。全国大会でもよろしくお願い致します。
本日県営あづま球場で開催された第99回全国高等学校野球選手権福島大会の準決勝は、日大東北高校と対戦して6対2で勝利して決勝進出を決めました。
先発は聖光学院が齋藤郁也君、日大東北は楡井龍之介君とエース対決。初回はお互い無得点と、例年初回に試合が動くケースが目立ちますが今日は静かなスタート。しかし試合は2回に動きます。
2回裏、一死後6番佐藤隆平君が四球を選んで出塁すると、7番佐藤晃一君がヒットエンドランを決めて一・二塁。ここで8番渡辺拓路君が初球を右中間を深々と破るタイムリー三塁打を放って2点を先制。さらに二死後、一番矢吹栄希君が変化球を上手くレフト前に運んで3点目を挙げます。
3回に1点を返されますが、その裏一死から瀬川航騎君がセンター前ヒットで出塁すると、4番仁平勇汰君がライト前ヒットでつないで一・三塁とすると、斎藤智也監督は5番柳沼楽人君にセーフティスクイズを指示。これが見事に決まって1点を追加すると、6番佐藤隆君にセンター前タイムリーが飛び出しさらに1点。3回まで5得点を挙げる見事な集中力で試合を優位に進めます。
4回にも2番松本聖也君のタイムリーで6点目を挙げた聖光学院、こうなるとエース齋藤郁也君の投球に注目が集まります。その齋藤君は5回表二死から連打で二・三塁のピンチを迎えますが、1番打者を齋藤君が三振に斬ってとり、さらに6回には矢吹君の失策から招いた一死一・三塁のピンチも齋藤君が粘投し無失点で切り抜けます。
齋藤君は8回に二死満塁のピンチから押し出しで1点を奪われましたが、二死満塁の大ピンチにも動じず内野フライで最少失点に抑えて要所を締めます。
9回はダブルエース前田秀紀君が締めて5年連続の対戦となった日大東北に今年も完勝、決勝進出を決めました。
決勝戦は同じく県営あづま球場で福島商業といわき光洋の勝者と戦います。皆様、ご声援よろしくお願い致します!
今日で1学期も終わり。これから長い夏休みに入るにあたり、新井秀校長から全校生徒にメッセージが送られました。
新井秀校長は、今月7月5日に本校の生徒が寺院の火災の消火活動に協力し、大火災を未然に防いで大きな感謝をいただいた事や、本校生徒の挨拶が多方面から大きな評価を得ていることなどを報告しました。
また、説教では目標を持つことの大切さ、そして目標を持ったら直向きに努力する事、そしてその目標は正しいものではならないこと、などを聖路加国際病院の名誉院長で先日105歳で逝去された故日野原重明さんの人生を紹介しながら話しをされました。
さあ、夏休みです。進路活動、部活動、資格取得、やることはいっぱいあります!是非有意義な夏休みにして下さい!
本日県営あづま球場で開催された第99回全国高等学校野球福島大会の準々決勝は、小高産業技術高校と対戦して5対0で勝利、ベスト4進出を決めました。
聖光学院の先発は平野サビィ君。春の支部予選でエースナンバーを背負った実力者。抜群のコントロールに多彩な変化球で打たせて取る技巧派です。平野君は初回、先頭打者に二塁打を放たれピンチを迎えますが、後続を落ち着いて打ちとりこの回を無失点に抑えます。
するとその裏、一死一塁からここまでの三戦で不調に陥っていた三番瀬川航騎君が変化球をセンター前に運びチャンスを拡大します。ここで4番柳沼楽人君がライト前タイムリーで先制点を挙げます。なおも一死満塁と攻め立て、佐藤晃一君の犠牲フライで2点目、さらに今日7番の仁平勇汰君がセンター前タイムリーを放って3点目を挙げます。
2回には二死から四球の走者を3番瀬川君がレフトオーバーの二塁打で還し、この試合も序盤で主導権を握ります。先発の平野君は持ち味の緩急を交えた打たせて取る投球で淡々とアウトを積み重ねます。
しかし、打線は3回以降立ち直った相手主戦を捉えられず、6回までの4イニングでわずか2安打に抑えられます。この嫌な雰囲気を変えたのは、7回に打順が回ってきた瀬川君でした。ここまで2安打の瀬川君はレフトスタンド上段に飛び込むソロホームランを叩き込み試合を決定づけます。
5対0と優位に試合を進める聖光学院、こうなると強力投手陣が相手を封じ込めます。7回からは2番手で前田秀紀君が登板。前田君は3イニングを無失点で抑え、この試合も完封。安定した投手陣を軸に、好機を確実に得点に結びつける打線がかみ合い、ベスト4進出を決めました。
準決勝は21日にあづま球場で、学法石川と日大東北の勝者と対戦します。皆様、ご声援よろしくお願い致します!
本日県営あづま球場で開催された第99回全国高等学校野球選手権福島大会の4回戦は、先発したエース齋藤郁也君が6回を9奪三振被安打1と相手打線を完全に封じ、ベスト8進出を決めました。
相手の会津高校は、前の試合で好チームの須賀川桐陽高校を投打に圧倒して勝ち上がってきた実力校。特に主戦の斎藤君は140km/hを超えるストレートに2種類のスライダーを操る好投手。しかし今日は緊張からか初回からストライクが入らず四球を連発。2つの押し出し四球で労せず2点を先行する意外な展開。2回には矢吹栄希君、柳沼楽人君、佐藤晃一君と3本のタイムリーが飛び出して合計5点。完全に試合の主導権を手にします。
こうなると注目はエース齋藤郁也君のピッチング。好打者が揃う会津打線に対し、齋藤君は初回から快調に飛ばします。140km/hを超える直球にキレのあるスライダーを織り交ぜ、初回を三者連続三振で抑えると、2回も二死から安打を放たれるものの、アウトはすべて三振。結局打たれた安打はこの一本のみで会津打線を翻弄。
打線も2番手左腕投手から6回・7回に5安打を集めて8対0と7回コールド勝ちをおさめました。
今日の勝利でベスト8進出が決まり、次戦は明日行われます。皆様、明日もご声援よろしくお願い致します。
本日県営あづま球場で行われた第99回全国高等学校野球選手権福島大会の3回戦は、会津地区の喜多方高校と対戦し、7回コールド勝利で4回戦進出を決めました。
喜多方高校とは昨年も4回戦で対戦し、この時は初回に3点を先制されながら逆転勝利を収めた相手。初回、先発の前田秀紀君が一死一・二塁のピンチをつくると、去年の再現も頭をよぎったものの前田君が4番、5番打者を連続三振で斬ってとりピンチを脱します。
すると聖光打線は新切り込み隊長の松本聖也君がライト戦に二塁打を放つと、2番矢吹栄希君がセンター前へタイムリーを放ってあっさり先制します。瀬川航騎君のライトフライで三進した矢吹君を4番仁平勇汰君の内野ゴロで還して2点目を挙げると、5番柳沼楽人君が三塁線を抜く二塁打で再びチャンスメイク。ここで6番佐藤隆平君がライト前へタイムリーを放ち、四球を挟んだ後に今日スタメンの8番小泉徹平君のセンターへのタイムリーで初回一気に4得点。試合の主導権を握ります。
こうなると注目は前田投手のピッチング。これまでの大会ではなかなか結果を残せなかった前田君ですが、今日は圧巻の投球。三塁を踏ませず奪三振は6イニングで9個。終始ストライク先行でボールを低めに集めて喜多方打線を圧倒しました。
聖光打線は3回に佐藤隆君、4回には仁平君のタイムリーで小刻みに加点し、6回には三塁打の小泉君を置いて、暴投で1点を挙げて合計7得点。効率の良い攻めで7回裏を迎えます。
7回にマウンドに上がったのは湯浅京己君。2年生の秋までは腰痛でマネージャーを務めていた苦労人が、怪我の癒えた冬場に猛トレーニングを課して急成長。この日もMAX145km/hを記録した絶品のストレートで喜多方打線を抑え、2試合連続のコールド勝ちを収めました。
次戦は明後日、須賀川桐陽と会津の勝者と対戦します。どうぞ皆様、ご声援よろしくお願い致します!