本日鶴沼球場で行われた第68回秋季東北地区高等学校野球福島県大会の準々決勝は、同じ県北地区の学法福島高校と対戦し、6対3で勝利をしました。
聖光学院の先発は、甲子園でもベンチ入りした堀田陸斗君。堀田君は二死から連打を浴びますが後続を打ち取ってまずは無難な立ち上がり。しかし、聖光打線も学法福島主戦の菅野投手に2回まで無得点に抑えられます。しかし3回、今日1番起用の小水内浩人君がヒットで出ると、2番小泉徹平君が右中間へ二塁打を放って一死二・三塁のチャンスを作ります。ここで3番の瀬川航騎君が犠牲フライを放って1点を先制します。
2回以降自由自在のピッチングで好調に飛ばす堀田君でしたが、6回失策で出た走者を二塁に進められて迎えるは4番打者の青木君。青木君はワンエンドワンからの3球目の高めに浮いたスライダーを強振。すると打球はライトフェンスを超える逆転ツーランホームランになってしまいます。
今大会初めてリードを許す展開となりますが、その裏すぐに反撃に転じます。先頭の4番須田優真君がレフト前ヒットで出塁すると、5番矢吹栄希君が送りバントで走者を進めると、6番柳沼楽人君に代わって代打大平悠斗君を投入、ここで大平君が期待に応えてライト前ヒット！同点に追いつきます。続く7番渡辺拓路君の時にヒットエンドランを仕掛け、これがピッチャーゴロに。相手投手はセカンドに送球しますが、大平君の足が一瞬早くセカンドはセーフ、さらに一塁もセーフとなって一死一・二塁のチャンス。期待は8番佐藤晃一君にかかります。佐藤君は初球のスライダーをフルスイング！するとこれが起死回生のスリーランホームランとなって逆転に成功します。7回にも大平君の内野ゴロの間に1点を奪うと、堀田君が9回に1点を失うものの、コントロールよく無四球でわずか91球の完投勝利。見事な投球でチームをベスト4進出に導きました。
これで聖光学院は明後日行われる準決勝学法石川戦に駒を進めました。皆様、ご声援よろしくお願い致します。