本日郡山市の開成山野球場で開催された第98回全国高等学校野球選手権福島大会の4回戦は、会津地区の喜多方高校と対戦し、6対5という大熱戦を制してベスト8進出を決めました。喜多方高校の主戦はアンダースローの好投手。この内海投手の攻略がカギを握ると思われました。
しかし、試合は思わぬ展開となります。先発の2年生斎藤郁也君が大乱調。先頭打者を四球で出すと、送りバントの送球を二塁手の小泉徹平君がまさかの落球。さらにセーフティバントを決められていきなり無死満塁の大ピンチ。ここで斎藤君は4番打者の3球目にワイルドピッチ、さらにこの打者にタイムリーヒットを放たれて2失点。続く5番打者にスクイズを決められてまさかの3失点。好投手を前に、厳しい試合となってしまいます。
聖光打線は、今日2番に抜擢された佐藤駿矢君がレフトオーバーの三塁打でチャンスを作ると、3番加納皐君の内野ゴロの間に1点を返します。さらに3回には一死一塁からやはり佐藤駿矢君がレフト線へタイムリー二塁打を放ってチャンスを拡大。斎藤智也監督の抜擢に大活躍で応えます。ここで期待された加納君でしたが高めのボールを詰まってセカンド後方の小フライに倒れてしまいます。しかし！三塁走者の磯邉伶也君が二塁手の捕球態勢を見てタッチアップ‼ これが間一髪セーフとなって1点差に迫ります。さらに4番鈴木俊輔君が三遊間に同点タイムリーを放って試合を振りだしに戻します。
一方投手陣は、3回途中から鈴木拓人君を投入。鈴木拓君は5回までノーヒットで抑え、打線の援護を待ちます。それに応えるかのように、5回裏、佐藤駿矢君のヒットでチャンスを作ると、3番加納皐君の一塁線の二塁打で無死二・三塁、そして4番鈴木駿君のタイムリーなどでこの回一挙3点。苦しい試合を見事ひっくり返します。
鈴木君は6回にソロホームランを打たれ、9回にも1点を奪われますが、代わってから11奪三振の熱投でチームを勝利に導きました。また、スタメン抜擢の佐藤駿矢君は、放った3安打が全て試合に絡む大活躍。苦しい苦しい試合をものにした聖光学院の次戦は、20日に同じく開成山球場で行われます。皆さま、ご声援よろしくお願い致します‼
訂正・・・聖光学院の次戦、準々決勝の試合は、21日です。お詫びし、訂正いたします。