本日あいづ球場で開催された第67回春季東北地区高等学校野球福島県大会の準決勝は、福島商業高校と対戦し、2対1と接戦を制して5大会連続10回目の決勝進出を決めました。
聖光学院の先発はエースナンバー森久保翔也君、一方福島商業の先発もエース左腕安田椋平君。試合は両投手の投げ合いとなりました。互いに5回まで被安打2と素晴らしい投球。試合が動いたのは6回でした。福島商業は先頭の9番安田君がヒットで出塁すると、二死二・三塁とチャンスを広げ、4番八巻優君のタイムリーで先制します。今大会初めてビハインドの展開となった聖光学院ですが、その裏一死から1番村崎龍馬君がワンボールからレフトポールに当たる同点ホームランを放ち、試合をすぐさま振り出しに戻します。
しかし、試合は福島商業ペース。続く7回も一死一・三塁のピンチを迎えますが、ここはエース森久保君が粘投し無失点で切り抜けます。さらに8回も一死一・二塁のピンチに森久保君が後続を断ち追加点を許しません。なんとか森久保君の熱投に応えたい聖光打線は8回裏、先頭の勝沼拓海君がセンター前ヒットで出塁すると、森久保君が送って一死二塁の大チャンス。ここで福島商業ベンチは好投の安田君に代えて高橋俊君をマウンドに上げます。このチャンスに1番村崎君が四球を選び、2番藤田理志君も死球となって満塁とチャンスを広げます。ここで今大会好調の3番浅見豪志君がライトへ犠牲フライを放って、この試合初めてリードを奪います。
そして9回、森久保君が福島商業打線を抑えて勝利しました。まさに耐えて耐えて勝ち得た勝利。これまで地区大会からすべての試合コールドスコアで勝ち上がってきた聖光学院にとって、この接戦で得たものは大きいことでしょう。これで5大会連続の決勝進出、そして東北大会出場を決めました。
明日の決勝戦はいわき光洋高校と磐城高校の勝者と対戦します。皆様ご声援よろしくお願い致します。