「ホームヘルパー」で定着していた名称が今年度から変わり、「介護職員初任者研修」と変更されました。今年の2年生が初めての受講となったため、さまざまな難局を抱えましたが、施設や講師の先生方のご協力もあり、本日無事、修了式を迎えることができました。
式の中では、渡邊校長先生や遠藤教頭先生から励ましやお褒めの言葉を頂戴し、福祉の道を目指す心構えや現状の日本が抱える高齢社会について、心温まるお話を賜りました。
また、生徒を代表し、髙野陽平君(福島第一中卒)と鴫原奈々穂さん(福大附属中卒)が実習を振り返っての感想を発表してくれました。
130時間の講義や実習を終えた生徒の表情は晴れやかで、開講式の時とは別人のように目が輝き、自信に満ち溢れた面持のように感じました。
午後は、今回の資格取得の際に学んだ知識や経験を活かし、来年度受講する1年生の前で介護の技術発表を行いました。2ヶ月近く、この日のために一生懸命準備した内容を下級生の前で堂々と発表する姿は、とても感動的でした。内容は、褥瘡予防や高齢者の食事介助、オムツ交換、衣類の着脱、レクリエーションのやり方、とろみ食の体験など、11種類にも分かれてのものでした。
そして、式の最後にHR長でもある山田明優奈さん(福島第四中卒)から「クラス全員が今こうして資格を取得できたのは、先生方や講師の先生、また、実習を受け入れてくださった施設関係の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。」の言葉の後に、全員が大きな声で「ありがとうございました。」というのです。突然の言葉に驚き、目頭が熱くなる想いになりました。実習を通し、人への感謝、有り難さを学んだ雛鳥の成長を嬉しく実感するひとときでもありました。今後さらなる成長を遂げてくれることを期待します。
お世話になりました多くの方々へ心より感謝申し上げます。ありがとうございました。