本日いわきグリーンスタジアムで行われた第95回記念全国高等学校野球選手権福島大会の決勝戦において、日大東北高校と対戦して延長10回のサヨナラ勝ちでをおさめ、7年連続10回目の甲子園出場を決めました。
試合は終始日大東北ペースで進み、初回と4回に1点ずつを奪われるビハインドの展開。6回に佐藤昌平君のレフトフェンス直撃の二塁打と、井原貴視君のセーフティバントが敵失を誘ってようやく同点に追いつくものの、8回表に致命的な2点を取られて窮地に追い込まれました。
しかし、今年の聖光学院はここからの粘りがあります!! 8回裏には二死から代打の酒谷遼君がセンター前ヒットで出塁すると、続く西村大樹君が右中間に二塁打を放ちます。すると酒谷君が一塁から快速を飛ばして間一髪ホームイン!! 1点差に詰め寄られます。
そして9回裏、先頭の横水風寅君が内野安打で出塁すると、4番園部聡君が四球を選びチャンスを作ります。その後二死二・三塁となって迎える打者は7番井原君。ここで抑えられれば負けるという場面で、井原君は初球から強気のスイング。相手投手が投じる140km/h台の渾身の直球をはじき返し、見事三遊間をやぶる同点打に!! 土壇場での一打で試合を振り出しに戻しました!!
延長戦となった決勝戦。ドラマは10回裏に待っていました。連続四球でチャンスをつくり、送りバントで一死二・三塁のチャンスを作ると、打席に立つのは3番横水君。横水君の打球は詰まった当たりのファーストゴロ。この当たりでホームへ突入したのは三塁走者の酒谷君。間一髪のクロスプレーとなったこの判定は、「セーフ!!」。
この瞬間、聖光学院が7連覇の達成となりました!! 苦しんで苦しんで手にした栄冠!! 学法石川戦の大逆転、そして今日の9回二死まで負けていた日大東北戦。価値ある、本当に素晴らしい勝利でした。
大会を通し、ご声援頂いた皆様、本当に有難うございました!! 野球部の皆さん、甲子園でも頑張って下さい!!