午前10時、ハンドベルの美しい音色の中、学年主任・担任の先導で入場した234名の入学生たち。新たなステージでの船出に、清々しい表情で聖光学院での一歩目を踏み出しました。
式では各担任から一人一人呼名され、渡邊憲一校長が全員の入学を許可。式辞の中で、どんな事があっても、自らの目標に向かって努力を継続して欲しい。校訓「神と共に働く人に」のもと、日本と世界の平和のために貢献する人材に成長して欲しい」と話し、その後遠藤道雄理事長が、「聖光学院は生徒一人ひとり、愛情を持って全力でサポートしていく」と力強く宣言しました。また、ご来賓の仁志田昇司伊達市長は、「出会いと感動を大切に、友情を育んで欲しい」と祝辞を述べました。
大変厳かな雰囲気の中入学式は進み、最後は新入生代表の桵澤梨奈さん(伊達中出身)が誓いの言葉を述べました。桵澤さんは、「原発事故から2年、今でも計器の故障や汚染水漏れの問題、未だに家族が離れて暮らしている人もいる。原発の安全神話が崩れ、私たちは、真実をしっかりと見分けられる真の学力を身につけたい。また、野球部に代表される先輩たちのように、どこまでも成長しようとする素直さ、そして清々しさをもって、先輩たちのように、地域の方々に小さな元気を与えられる人になることを誓う」と、堂々と壇上で話してくれました。
昨日までの暴風が嘘のように止み、大変穏やかな陽気の中行なわれた今年の入学式。これからの晴れやかな高校生活を暗示するようですね!! 新入生の皆さん、ご入学本当におめでとうございます!! そして、お互いに新たな聖光学院の歴史を作っていきましょう!!