本日青森県総合運動公園野球場で行われた第59回春季東北地区高等学校野球大会の準々決勝は、同じ福島県勢の学法石川と対戦して13対7で勝利し、明日の準決勝光星学院戦に駒を進めました。本校はこれで第56回大会から3大会連続でベスト4進出を決めました。
今日の先発は両校共エースではなく2番手投手。聖光学院はその学法石川の先発投手鈴木君の立ち上がりを攻めます。一死後、2番平野雄馬君のヒットを足掛かりに四球を挟んで4連打、長井涼君のタイムリーと三ノ輪将人君の2点タイムリーでいきなり3点を先制しました。3回には今日先発の飯高星哉君のタイムリーに、県大会から不調にあえぐ齋藤湧貴君が起死回生のスリーランホームランをレフトスタンド上段に叩き込み、3回で7点を奪う一方的な展開にします。4回と5回にも小刻みに得点した聖光学院は、コールド勝ちの一歩手前までもっていきます。が、先発好投の飯高君が4回でマウンドを降りて期待の小手森和君が登板すると球場の雰囲気が少しずつ変わってしまいます。5・6回とダブルプレーでなんとかピンチを凌ぎますが、迎えた7回、二死1・3塁から学法石川が怒涛の4連打。コールド勝ちが消滅したどころか、小手森君をリリーフした県大会の決勝で好投した八百板飛馬君が四球とワイルドピッチで一挙6失点。近年記憶にない投壊で、試合は一気に緊迫感のある展開になりました。
しかし、これを救ったのはやはりエース岡野祐一郎君。登板予定のなかった岡野君ですが、このピンチにマウンドに上がって後続を断つと、8・9回と1安打に抑えて、チームを準決勝に導きました。打線も5回途中から登板した学法石川エース松本君から3得点し、結局13対7としました。
明日の準決勝は青森市営球場で光星学院と対戦します。光星学院は昨秋明治神宮大会出場を絶たれた相手、そして昨夏、今春と甲子園準優勝の強豪です。明日こそ聖光学院らしい、スキのない野球でリベンジを果たしてもらいたいものです。皆様、応援よろしくお願いいたします!!