第57回春季東北地区高等学校野球大会準々決勝は、本日花巻球場で行われ、12対3で山形県の羽黒高校に勝利し、2年連続のベスト4に進出しました。
聖光学院の先発は昨日に引き続き芳賀智哉君。芳賀君は昨日とは違って初回から連続三振を奪う立ち上がり。芳賀君は4回まで被安打1のほぼ完璧な投球でマウンドを守ります。
一方打線は相手エースの前に毎回走者を出しながら決定打を欠き、4回まで0対0と引き締まった投手戦の様相となります。そんな中試合は5回に一気に動きます。
まず表の聖光学院は先頭の芳賀君がセンター前ヒットで出塁すると、続く星祐太郎君の死球で1・2塁。そして1番の村島大輔君の初球に相手捕手が一塁に牽制球を投げるとこれが悪送球となります。さらにカバーの右翼手がジャックルする間に2塁走者の芳賀君が判断良くホームインして先制、さらに1死2・3塁にチャンスを広げると、今日3番に抜擢された2年生の福田瑛史君が1・2塁間を破って2点を追加。3点をリードしました。しかし、羽黒高校はその裏、2本の長打と敵失などをからめてすぐさま同点に追い付く、一進一退の攻防になります。
そして同点で迎えた7回、二死2・3塁のチャンスから今日5番の山口宏希君が追い込まれながら1・2塁間にタイムリーヒット、再び羽黒高校を引き離します。すると8回、聖光打線が一気に爆発、6本の安打、うち3本が長打と集中打を浴びせ、一挙7得点。中でもとどめとなったのが山口君のツーランホームラン!! 見事な攻めで羽黒高校をコールドで破りました。
2連投の芳賀君は被安打6、奪三振10の好投で東北大会2勝目、チームも2年連続で東北大会ベスト4進出となりました。準決勝は明日、盛岡県営球場で行われ、青森の八戸工大一高と対戦します。八戸工大一高は左右の好投手に切れ目のない打線を持つ強豪チーム。青森の県大会では青森山田や光星学院を抑えて優勝を果しています。明日も厳しい試合になると思いますが、精一杯頑張ります!!