試合終了後、応援席の先輩にお話を伺いました。
舟田博紀さん
(平成17年度 普通科進学コース卒業 現在東北福祉大学)
「聖光学院の野球部で精神面を強くしてもらいました。普通は試合前に相手を見て、レベルを考えたり自分たちと比べたりしてしまいがちですが、どんな相手でも相手のレベルを見て試合をするのではなく、野球を、それから勝負をなめないで自分たちのプレーを確実にするということです。今まで自分の試合や練習と重なっていたので、実は今日は高校を卒業して初めて聖光の応援にくることができました。後輩たちの試合を見て自分もいい刺激を受けることができました。これからもこの調子で頑張ってほしいです。」
渡邉陽介さん
(平成17年度機械科卒業 現在会社員)
「聖光の野球で学んだことは人間関係の大切さです。それは社会にでても生かされています。自分に与えられた仕事を責任を持って果たしていくことで、先輩方から信頼していただいていると感じています。厳しい試合が続くと思いますが、体調管理をしっかりして今後も頑張ってください。仕事の都合でいわきには行けませんが、心で応援しています。」
齋藤卓也さん
(平成17年度機械科卒業 現在会社員)
「今も野球が大好きで社会人のチームで野球を楽しんでいます。高校の時は野球をさせてもらえることに感謝して、恩返しの気持ちで命がけで野球をしていました。野球で出会った仲間とは今も連絡を取り合っていて、中にはいっしょのチームに入っている人もいます。今の選手は直接一緒に部活をしたことはないけれども、後輩たちを見てとても懐かしく感じます。一試合一試合命がけで闘ってほしいと思います。また、今の自分があるのは聖光の担任や部活でお世話になった先生のお陰だと思っています。感謝しています。先生方も体に気をつけて頑張ってください。」
インタビューに協力していただいた保護者、先輩の皆様ありがとうございました。
新聞部より
先輩方がおっしゃっていたとおり、初回から接戦を予想させる厳しい試合展開でした。雨というコンディションの悪い中でも聖光学院はミスが少なく一つ一つのプレーを大切にしていたように思います。
試合終了後球場の外で東高の野球部の皆さんが本校の野球部に千羽鶴を手渡し、両チームが力強く握手を交わしたり涙を流しながら肩を抱き合っているのを見て熱いものを感じました。涙を流しながら精一杯の声を振り絞って「絶対に甲子園にいけよ」と言った一言に込められた思いを深く考えさせられました。私たちは応援する側で、自分のチームだけを考えますが、「勝つ」ということは負けた相手の気持ちも胸に秘めて次の試合につなげていかなければならないのだと思いました。
今回も多くの方々の応援、取材に対するご協力ありがとうございました。
(M)