今日の福祉の時間に生け花教室がありました。先生は140年以上続く小原流の先生で、聖光学院華道部の指導をして下さっている平葺先生です。笑顔の素敵な先生でした。
私を含めて、なんで生け花をやるのだろう?と思っていました。僕もボランティアに行ってわかったのですが、福祉施設では季節感のある展示や掲示物、レクリエーションがたくさんあります。実際に施設などに勤めた際に利用者さんたちとレクリエーションなど楽しんだり、生活を豊かにしたりするための手段として生け花はとても意義があると思いました。
まずは基本にのっとりながら、自分で思ったように花を生けてみます。その後、平葺先生が花の配置などを一人一人に丁寧に教えてくださいました。始める前は自分に出来るのか? とちょっと不安に思っていましたが、先生が笑顔で一人一人のいけ方を褒めながら指導をしてくださるので、やっていくうちに楽しいと思うようになりました。だから初心者の僕もでも簡単に出来ました。
いつも「つまらない」と興味がなさそうだった友人も、次第に黙々と色々な角度から花を見つめながら一生懸命に生けていました。一つの花をとってみても同じ花はないし、ちょっと角度を変えただけで見え方が全然違います。どう見せるかは生ける人しだい! 花にも人にも個性があるのだと思いました。
授業が終わる頃には教室中が春の花の香りに包まれ、みんなも笑顔で一杯になりました。自信のなかった人も誇らしげです。最後は「楽しかった」という感想が多くありました。
福祉科だけで無く他の科でも授業をしていいのではないか?と思いました。機会があったらみなさんもチャレンジしてみて下さい。
平葺先生、本当にありがとうございました。(K)