先生のひとりごと

野球部「2018春 センバツ日記」沖縄キャンプ編 5 ＆ あの日を忘れない・・・

　沖縄キャンプも終盤戦。今日は興南・糸満とのダブルヘッダー。結果は共に乱打戦となり、1勝1敗という結果になりました。打線は昨日の課題をまずまずクリア。集中力が高まり、逆方向への打球が多く、しっかりと修正が効いていた感じです。

しかし、沖縄の選手は本当に体の幹が強い。小柄でも少し甘く入ると鋭い打球を連発。投手陣の制球がもう一つというところもありますが、やはりレベルが高いですね。沖縄の先生に聞くと、興南・沖縄尚学が頭一つリードし、あとは数十校が団子状態とのこと。よく分かります。本当に勉強になる沖縄遠征です。

さて、今日は3月11日。あの東日本大震災から7年がたちます。今日は相手高校にお願いをして14時46分に福島の方角に向けて1分間の黙とうを捧げさせて頂きました。

5年前も同じく沖縄で黙とうをしましたが、あの時は震災から2年、沖縄にも時間に合わせてサイレンが鳴っていましたが、今年はなし。時間が経つにつれ風化していくのを少し感じてしまいました。しかし、絶対風化させてはいけないもの、それが東日本大震災なのです。

 

ここで、7年前の記事を・・・。

 

2011年3月13日

被災者の皆さん!!　頑張りましょう!!　とにかく頑張りましょう!!

そして頑張ってください!!　皆様、どうか、どうか、ご無事で。お祈りいたします!!

 

2011年3月15日

大震災に負けない!!　

　当たり前の日常。これが当たり前ではないことを痛感させられました。

3月11日、私はその時野球場の本部席であるOBと話していました。その時、聞きなれない警報音が携帯から・・・。｢大きい地震が来ますよ!!逃げてください!!」という治療を担当してくれていたトレーナーの声で、その音が地震警報の音だと気づいたときには、すでに地面は揺れ始め・・・。生徒と共に野球場の中央に退避しました。

　経験したことのない揺れとごう音・・・。ただ事ではないことはすぐに理解しました。照明塔は折れそうな勢いで大きく揺れ、駐車場にある大型バスは倒れんばかり・・・。揺れがおさまり、すぐさま生徒に家庭への連絡を指示。しかし、次々に起こる余震・・・。

　その日以来、電気・水道などのライフラインが寸断されてしまいました。私自身は生徒の安全を見届け、息子が通う小学校へ向かうと、児童たちはすでに校庭に避難していました。騒然とした雰囲気、駆け回る教員、泣きじゃくる児童たち。よくぞ無事に非難してくれました。けが人も居ないようでとにかく安堵・・・。

　学校のある地域はブロック塀が倒れるなどの被害はありましたが、倒壊する家屋も一見なかったのですが、ラジオを聴くと、津波で壊滅状態の海沿いの地域があると・・・。その時はまだ現実味はなかったのですが、車のカーナビのテレビを見ると、なんと悲惨なことか。信じられない・・・!!。

　電気のない生活、水の出ない生活、当たり前が当たり前でない生活。しかし、しかしまだ家がある。布団もある。確かに不便だけど、まだまだ恵まれている。ラジオを一晩中かけながら、余震に怯え一夜を明かす・・・。なんと夜が長いことか。車のカーナビのテレビで流れる信じられない映像の数々。

～先ほど、東北で震度4、静岡で震度6強の地震が・・・～

　いったい日本はどうなっちゃったんでしょうか。原発の問題もありますし・・・。

　話しを戻しますが、地震の翌日(翌々日?)私はとにかく食料を調達しなければと思い、車を走らせると、近くのスーパーで店頭販売をしていました。こんな時に働いてくれる人が居る。しかも、満面の笑みで・・・。少しの食料を調達すると私は帰路についたのですが、車を運転中、その店の人の気持ちが嬉しくて、そして感謝の気持ちで自然と感極まってしまいました。感動しました。本当に有難うございました。

　幸いなことに、聖光学院はその日、自宅学習期間にあたり、生徒のほとんどは登校していなかったので、大きな混乱はありませんでした。そして野球部の生徒たちが生活する寮では、食料も充分な備蓄があり、ガスもプロパンで問題なし。水もタンクにありましたし、足りない分は様々なところから調達できました。それに一昨日から電気、昨日から水道も復旧し、生活する分には充分な環境が整っています。寮生の保護者の方はぜひご安心下さい。ただ、原発だけはまだまだ不安ですが・・・。

　この震災で数々の尊い人命が奪われています。心からご冥福をお祈りいたします。まずはこの異常な事態が一日も早く終結に向かい、復興への扉が開くことを心から願うばかりです。

　この大震災に負けない!!　そういう強い気持ちを今こそもって、そして今あるこの命に感謝しつつ、自分たちの出来ることを精一杯やっていこう、そう思っています。今も苦しんでいる方が本当に大勢います。軽々しく言えることではありませんが、頑張ってください。本当に頑張ってください。

　頑張れ福島!!　頑張れ東北!!　頑張れ日本!!　

 

この場をお借りし、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。

被災者の皆さん!!　頑張りましょう!!　とにかく頑張りましょう!!

そして頑張ってください!!　皆様、どうか、どうか、ご無事で。お祈りいたします!!

 

2011年3月15日

大震災に負けない!!　

　当たり前の日常。これが当たり前ではないことを痛感させられました。

3月11日、私はその時野球場の本部席であるOBと話していました。その時、聞きなれない警報音が携帯から・・・。｢大きい地震が来ますよ!!逃げてください!!」という治療を担当してくれていたトレーナーの声で、その音が地震警報の音だと気づいたときには、すでに地面は揺れ始め・・・。生徒と共に野球場の中央に退避しました。

　経験したことのない揺れとごう音・・・。ただ事ではないことはすぐに理解しました。照明塔は折れそうな勢いで大きく揺れ、駐車場にある大型バスは倒れんばかり・・・。揺れがおさまり、すぐさま生徒に家庭への連絡を指示。しかし、次々に起こる余震・・・。

　その日以来、電気・水道などのライフラインが寸断されてしまいました。私自身は生徒の安全を見届け、息子が通う小学校へ向かうと、児童たちはすでに校庭に避難していました。騒然とした雰囲気、駆け回る教員、泣きじゃくる児童たち。よくぞ無事に非難してくれました。けが人も居ないようでとにかく安堵・・・。

　学校のある地域はブロック塀が倒れるなどの被害はありましたが、倒壊する家屋も一見なかったのですが、ラジオを聴くと、津波で壊滅状態の海沿いの地域があると・・・。その時はまだ現実味はなかったのですが、車のカーナビのテレビを見ると、なんと悲惨なことか。信じられない・・・!!。

　電気のない生活、水の出ない生活、当たり前が当たり前でない生活。しかし、しかしまだ家がある。布団もある。確かに不便だけど、まだまだ恵まれている。ラジオを一晩中かけながら、余震に怯え一夜を明かす・・・。なんと夜が長いことか。車のカーナビのテレビで流れる信じられない映像の数々。

～先ほど、東北で震度4、静岡で震度6強の地震が・・・～

　いったい日本はどうなっちゃったんでしょうか。原発の問題もありますし・・・。

　話しを戻しますが、地震の翌日(翌々日?)私はとにかく食料を調達しなければと思い、車を走らせると、近くのスーパーで店頭販売をしていました。こんな時に働いてくれる人が居る。しかも、満面の笑みで・・・。少しの食料を調達すると私は帰路についたのですが、車を運転中、その店の人の気持ちが嬉しくて、そして感謝の気持ちで自然と感極まってしまいました。感動しました。本当に有難うございました。

　幸いなことに、聖光学院はその日、自宅学習期間にあたり、生徒のほとんどは登校していなかったので、大きな混乱はありませんでした。そして野球部の生徒たちが生活する寮では、食料も充分な備蓄があり、ガスもプロパンで問題なし。水もタンクにありましたし、足りない分は様々なところから調達できました。それに一昨日から電気、昨日から水道も復旧し、生活する分には充分な環境が整っています。寮生の保護者の方はぜひご安心下さい。ただ、原発だけはまだまだ不安ですが・・・。

　この震災で数々の尊い人命が奪われています。心からご冥福をお祈りいたします。まずはこの異常な事態が一日も早く終結に向かい、復興への扉が開くことを心から願うばかりです。

　この大震災に負けない!!　そういう強い気持ちを今こそもって、そして今あるこの命に感謝しつつ、自分たちの出来ることを精一杯やっていこう、そう思っています。今も苦しんでいる方が本当に大勢います。軽々しく言えることではありませんが、頑張ってください。本当に頑張ってください。

　頑張れ福島!!　頑張れ東北!!　頑張れ日本!!　

 

この場をお借りし、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。

　当たり前の日常。これが当たり前ではないことを痛感させられました。

3月11日、私はその時野球場の本部席であるOBと話していました。その時、聞きなれない警報音が携帯から・・・。｢大きい地震が来ますよ!!逃げてください!!」という治療を担当してくれていたトレーナーの声で、その音が地震警報の音だと気づいたときには、すでに地面は揺れ始め・・・。生徒と共に野球場の中央に退避しました。

　経験したことのない揺れとごう音・・・。ただ事ではないことはすぐに理解しました。照明塔は折れそうな勢いで大きく揺れ、駐車場にある大型バスは倒れんばかり・・・。揺れがおさまり、すぐさま生徒に家庭への連絡を指示。しかし、次々に起こる余震・・・。

　その日以来、電気・水道などのライフラインが寸断されてしまいました。私自身は生徒の安全を見届け、息子が通う小学校へ向かうと、児童たちはすでに校庭に避難していました。騒然とした雰囲気、駆け回る教員、泣きじゃくる児童たち。よくぞ無事に非難してくれました。けが人も居ないようでとにかく安堵・・・。

　学校のある地域はブロック塀が倒れるなどの被害はありましたが、倒壊する家屋も一見なかったのですが、ラジオを聴くと、津波で壊滅状態の海沿いの地域があると・・・。その時はまだ現実味はなかったのですが、車のカーナビのテレビを見ると、なんと悲惨なことか。信じられない・・・!!。

　電気のない生活、水の出ない生活、当たり前が当たり前でない生活。しかし、しかしまだ家がある。布団もある。確かに不便だけど、まだまだ恵まれている。ラジオを一晩中かけながら、余震に怯え一夜を明かす・・・。なんと夜が長いことか。車のカーナビのテレビで流れる信じられない映像の数々。

～先ほど、東北で震度4、静岡で震度6強の地震が・・・～

　いったい日本はどうなっちゃったんでしょうか。原発の問題もありますし・・・。

　話しを戻しますが、地震の翌日(翌々日?)私はとにかく食料を調達しなければと思い、車を走らせると、近くのスーパーで店頭販売をしていました。こんな時に働いてくれる人が居る。しかも、満面の笑みで・・・。少しの食料を調達すると私は帰路についたのですが、車を運転中、その店の人の気持ちが嬉しくて、そして感謝の気持ちで自然と感極まってしまいました。感動しました。本当に有難うございました。

　幸いなことに、聖光学院はその日、自宅学習期間にあたり、生徒のほとんどは登校していなかったので、大きな混乱はありませんでした。そして野球部の生徒たちが生活する寮では、食料も充分な備蓄があり、ガスもプロパンで問題なし。水もタンクにありましたし、足りない分は様々なところから調達できました。それに一昨日から電気、昨日から水道も復旧し、生活する分には充分な環境が整っています。寮生の保護者の方はぜひご安心下さい。ただ、原発だけはまだまだ不安ですが・・・。

　この震災で数々の尊い人命が奪われています。心からご冥福をお祈りいたします。まずはこの異常な事態が一日も早く終結に向かい、復興への扉が開くことを心から願うばかりです。

　この大震災に負けない!!　そういう強い気持ちを今こそもって、そして今あるこの命に感謝しつつ、自分たちの出来ることを精一杯やっていこう、そう思っています。今も苦しんでいる方が本当に大勢います。軽々しく言えることではありませんが、頑張ってください。本当に頑張ってください。

　頑張れ福島!!　頑張れ東北!!　頑張れ日本!!　

 

この場をお借りし、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。

大震災に負けない!!

被災者の皆さん!!　頑張りましょう!!　とにかく頑張りましょう!!

そして頑張ってください!!　皆様、どうか、どうか、ご無事で。お祈りいたします!!

 

2011年3月15日

大震災に負けない!!　

　当たり前の日常。これが当たり前ではないことを痛感させられました。

3月11日、私はその時野球場の本部席であるOBと話していました。その時、聞きなれない警報音が携帯から・・・。｢大きい地震が来ますよ!!逃げてください!!」という治療を担当してくれていたトレーナーの声で、その音が地震警報の音だと気づいたときには、すでに地面は揺れ始め・・・。生徒と共に野球場の中央に退避しました。

　経験したことのない揺れとごう音・・・。ただ事ではないことはすぐに理解しました。照明塔は折れそうな勢いで大きく揺れ、駐車場にある大型バスは倒れんばかり・・・。揺れがおさまり、すぐさま生徒に家庭への連絡を指示。しかし、次々に起こる余震・・・。

　その日以来、電気・水道などのライフラインが寸断されてしまいました。私自身は生徒の安全を見届け、息子が通う小学校へ向かうと、児童たちはすでに校庭に避難していました。騒然とした雰囲気、駆け回る教員、泣きじゃくる児童たち。よくぞ無事に非難してくれました。けが人も居ないようでとにかく安堵・・・。

　学校のある地域はブロック塀が倒れるなどの被害はありましたが、倒壊する家屋も一見なかったのですが、ラジオを聴くと、津波で壊滅状態の海沿いの地域があると・・・。その時はまだ現実味はなかったのですが、車のカーナビのテレビを見ると、なんと悲惨なことか。信じられない・・・!!。

　電気のない生活、水の出ない生活、当たり前が当たり前でない生活。しかし、しかしまだ家がある。布団もある。確かに不便だけど、まだまだ恵まれている。ラジオを一晩中かけながら、余震に怯え一夜を明かす・・・。なんと夜が長いことか。車のカーナビのテレビで流れる信じられない映像の数々。

～先ほど、東北で震度4、静岡で震度6強の地震が・・・～

　いったい日本はどうなっちゃったんでしょうか。原発の問題もありますし・・・。

　話しを戻しますが、地震の翌日(翌々日?)私はとにかく食料を調達しなければと思い、車を走らせると、近くのスーパーで店頭販売をしていました。こんな時に働いてくれる人が居る。しかも、満面の笑みで・・・。少しの食料を調達すると私は帰路についたのですが、車を運転中、その店の人の気持ちが嬉しくて、そして感謝の気持ちで自然と感極まってしまいました。感動しました。本当に有難うございました。

　幸いなことに、聖光学院はその日、自宅学習期間にあたり、生徒のほとんどは登校していなかったので、大きな混乱はありませんでした。そして野球部の生徒たちが生活する寮では、食料も充分な備蓄があり、ガスもプロパンで問題なし。水もタンクにありましたし、足りない分は様々なところから調達できました。それに一昨日から電気、昨日から水道も復旧し、生活する分には充分な環境が整っています。寮生の保護者の方はぜひご安心下さい。ただ、原発だけはまだまだ不安ですが・・・。

　この震災で数々の尊い人命が奪われています。心からご冥福をお祈りいたします。まずはこの異常な事態が一日も早く終結に向かい、復興への扉が開くことを心から願うばかりです。

　この大震災に負けない!!　そういう強い気持ちを今こそもって、そして今あるこの命に感謝しつつ、自分たちの出来ることを精一杯やっていこう、そう思っています。今も苦しんでいる方が本当に大勢います。軽々しく言えることではありませんが、頑張ってください。本当に頑張ってください。

　頑張れ福島!!　頑張れ東北!!　頑張れ日本!!　

 

この場をお借りし、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。

　当たり前の日常。これが当たり前ではないことを痛感させられました。

3月11日、私はその時野球場の本部席であるOBと話していました。その時、聞きなれない警報音が携帯から・・・。｢大きい地震が来ますよ!!逃げてください!!」という治療を担当してくれていたトレーナーの声で、その音が地震警報の音だと気づいたときには、すでに地面は揺れ始め・・・。生徒と共に野球場の中央に退避しました。

　経験したことのない揺れとごう音・・・。ただ事ではないことはすぐに理解しました。照明塔は折れそうな勢いで大きく揺れ、駐車場にある大型バスは倒れんばかり・・・。揺れがおさまり、すぐさま生徒に家庭への連絡を指示。しかし、次々に起こる余震・・・。

　その日以来、電気・水道などのライフラインが寸断されてしまいました。私自身は生徒の安全を見届け、息子が通う小学校へ向かうと、児童たちはすでに校庭に避難していました。騒然とした雰囲気、駆け回る教員、泣きじゃくる児童たち。よくぞ無事に非難してくれました。けが人も居ないようでとにかく安堵・・・。

　学校のある地域はブロック塀が倒れるなどの被害はありましたが、倒壊する家屋も一見なかったのですが、ラジオを聴くと、津波で壊滅状態の海沿いの地域があると・・・。その時はまだ現実味はなかったのですが、車のカーナビのテレビを見ると、なんと悲惨なことか。信じられない・・・!!。

　電気のない生活、水の出ない生活、当たり前が当たり前でない生活。しかし、しかしまだ家がある。布団もある。確かに不便だけど、まだまだ恵まれている。ラジオを一晩中かけながら、余震に怯え一夜を明かす・・・。なんと夜が長いことか。車のカーナビのテレビで流れる信じられない映像の数々。

～先ほど、東北で震度4、静岡で震度6強の地震が・・・～

　いったい日本はどうなっちゃったんでしょうか。原発の問題もありますし・・・。

　話しを戻しますが、地震の翌日(翌々日?)私はとにかく食料を調達しなければと思い、車を走らせると、近くのスーパーで店頭販売をしていました。こんな時に働いてくれる人が居る。しかも、満面の笑みで・・・。少しの食料を調達すると私は帰路についたのですが、車を運転中、その店の人の気持ちが嬉しくて、そして感謝の気持ちで自然と感極まってしまいました。感動しました。本当に有難うございました。

　幸いなことに、聖光学院はその日、自宅学習期間にあたり、生徒のほとんどは登校していなかったので、大きな混乱はありませんでした。そして野球部の生徒たちが生活する寮では、食料も充分な備蓄があり、ガスもプロパンで問題なし。水もタンクにありましたし、足りない分は様々なところから調達できました。それに一昨日から電気、昨日から水道も復旧し、生活する分には充分な環境が整っています。寮生の保護者の方はぜひご安心下さい。ただ、原発だけはまだまだ不安ですが・・・。

　この震災で数々の尊い人命が奪われています。心からご冥福をお祈りいたします。まずはこの異常な事態が一日も早く終結に向かい、復興への扉が開くことを心から願うばかりです。

　この大震災に負けない!!　そういう強い気持ちを今こそもって、そして今あるこの命に感謝しつつ、自分たちの出来ることを精一杯やっていこう、そう思っています。今も苦しんでいる方が本当に大勢います。軽々しく言えることではありませんが、頑張ってください。本当に頑張ってください。

　頑張れ福島!!　頑張れ東北!!　頑張れ日本!!　

 

この場をお借りし、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。

野球部「2018春 センバツ日記」沖縄キャンプ編 4

3月10日　う～ん、まだまだです。

いわきキャンプの時には完全に投低打高でした。この沖縄でも、その傾向になるのだろうと思っていたのですが、
ふたを開けてみれば全く逆。今日は中部商業に9－4、前原に7－3で勝利しましたが、内容はまだまだ。中部商業には数球団のスカウトが集結、えっ？と思ったのですが、なんのことはない、中部商業の2枚看板を見に来たようで・・・。どっちが選抜出場校か分からない感じ(笑)。

なるほど先発投手は低めにキレのある球を集め、最後に投げた右腕は非常に力のある速球派。打線も力強く立ち上がりには2点を先行される展開。試合は2番手投手が制球を乱して逆転しましたが、ちぐはぐな攻撃に煮え切らない空気が漂う試合となってしまいました。

頭と体が別々に動いている感じでしょうか。仕上がりはまだまだ先といったところです。でも、課題が多いのは本当にいい事。あまりうまくいくのも隙が生まれますから、いい事だと前向きに捉えています。

明日は東日本大震災のあった3月11日。しかも相手は興南、糸満といった実力校。勝つも良し、負けるも良し、です。ただ、聖光学院の求める精神性を追求する1日であって欲しいと願います。テーマは「自己コントロール」ですね。

野球部「2018春 センバツ日記」沖縄キャンプ編 おまけ「ちょっといい話」

今日「ちょっといい話」がありました。

うちは練習前「朝礼」をしているのですが、主将の矢吹がその前に我々のところに来てこう言ったのです。

「いつものように朝礼をして大丈夫でしょうか？」

「なんで？」こう聞くと、

「周りに民家があって時間的にも早いので・・・」

うちの朝礼、凄くうるさいんですね(笑)　練習前にモチベーションを上げるルーティンなので、

とても元気がある。矢吹は民家の迷惑になるのではないかと思ったんですね。

結局相手高校さんの監督さんからグランドの真ん中でやれば大丈夫だよ、

と許可を頂き無事朝礼は行われたのですが・・・。

 

時間は午前8時ちょっと前。正直、私たちも気づかなかったのですが、

矢吹は自分で気づき、行動を起こしたんですね。

 

普段から目配り、気配り、心配りと言ってはいますが、素晴らしい配慮だと言えるでしょう。

主将としてガンガン引っ張っていくタイプではありませんが、チームをうまくまとめているのは

こういうところなんでしょうね。

 

試合内容、抑えた打たれた、打った打てなかった、勝った負けた、いろいろなことがあって、

いろいろな評価を受けます。選抜で戦力的に勝てるだろうとか、期待できるとか、

いや勝てないだろうとか。

でも、そんなことよりこういった人間に育ってくれているところが本当に嬉しい。

「ちょっといい話」どころではないですね。「すごくいい話」に修正です。

矢吹、大したもんだ！

野球部「2018春 センバツ日記」沖縄キャンプ編 3

3月8日、いよいよ練習試合解禁日。選抜出場校の多くが本日初戦を迎えたと思います。

ニュースでは大阪桐蔭が19－0の大勝発進したとか。凄いですね。さて、うちは・・・
美里工業さんと美来工科さんとのダブルヘッダー。

結果は2試合共に3－2のロースコアでの勝利。

投手陣が頑張ったのは収穫でしたが、期待の打線はつながらずに課題がおおいですね。

やっぱり実戦は違います。言い訳じゃないですけど、グランドで野球をやったのは今年に入って飛び飛びで12日目。
言い訳ですね、完全に。長打は出るのですが、つながらない。いい当たりでも正面に行く。相手の巧みな配球にキレのある投球。なかなか打ち崩せません。矢吹の本塁打、五味のサヨナラホームランは圧巻でしたが、攻撃が実戦向きにまだなっていない感じです。

まあ、大味な試合になるよりは、接戦で課題もいっぱい出たほうがいい。そう思っています。1年生左腕須藤が、美来工科戦に先発し、8回1失点、11奪三振と好投したのは収穫ですね。

さあ、野球シーズン到来です。明後日の試合までに課題を一つでも克服できるようにしたいですね！

野球部「2018春 センバツ日記」沖縄キャンプ編 ２

今日は3月7日(水)。練習3日目の今日、やっと沖縄を感じる陽気となりました。穏やかな風、晴れ渡った空、そして澄み切った海。とても気持ちいい1日。う～ん沖縄！

朝方のスコールで水たまりがあったため、グランド整備の後バッティング練習、午後からはシートバッティングとやりたい練習はできました。

明日はいよいよ練習試合解禁。年中温暖な沖縄勢と、まだ実践不足のうちとどんな試合になるのか予測もつきません。とにかくまずは結果を見て、というところですね。

ちなみに今日で選手は日焼けがもう大変。色白の田野孔誠君はご覧の通りです。

 

野球部「2018春 センバツ日記」沖縄キャンプ編 １

今日は3月5日(月)。

昨日沖縄入りした野球部が今日から練習をスタートしました。

晴れ渡った空、コバルトブルーの海・・・とはいかず、お昼ごろから雨予報。

ランニングメニューのあと、雨を見越して投手陣がピッチング、打者陣がバッティング練 習と急遽予定を変更。
昨日の移動疲れか、やや動きにキレは見れませんでしたが、半袖で野球を出来る、雪はもちろんぬかるみのないグランドで練習できること自体が幸せですね。

しかも結局雨も午後4時位まではもって、午後からは守備練習と一カ所バッティングが出来ました。午後になると選手達の動きもキレが戻り、キャンプスタートの初日としては十分な練習ができました。ちなみに4時以降は、雷が鳴り、台風並みのスコール。やっぱりこのチーム、神様がちゃんと見ていてくれるのかな、と感じる一日でした。

さて、今回お世話になる「春日観光ホテル」は、同じ東北の盛岡大附属高校や神奈川の横浜隼人高校が沖縄滞在時に宿泊しているところで、合宿に慣れている非常に感じが良いホテルです。夜間練習のスイングの場所も確保されており、合宿にはとてもいい環境です。明日は晴れ予報。今日の雨の影響が出ないといいなぁ。

沖縄キャンプ編は不定期更新です！よろしくお願いします！

卒業式にあたり ～校長新井秀 式辞～

卒　業　式　式　辞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

本日は、卒業する生徒たちを多数送り出してくださった近隣の中学校の校長先生方など、数多くの来賓の皆様のご臨席のもと、第54回卒業式が行えますことを心から感謝致します。

卒業生諸君・保護者の皆様、卒業まことにおめでとうございます！心からお慶び申し上げます。卒業生諸君は今、過ぎ去った３年間の様々な出来事を想い起こしたり、これから始まる新しい人生に夢を描いていることでしょう。皆さんの聖光学院での３年間は、実に目覚しい活躍でした。勉学・部活・資格取得・ボランティア―活動など、あらゆる面で良く頑張りました。特に野球部は全国初の「夏11年連続甲子園出場」を果たし大活躍しました。準優勝校になった広島広陵高校との一戦は、ドラフト１位でプロに入った中村選手の強打で最後は敗れましたが名勝負でした。試合後、泣き崩れる齋藤郁也（さいとう・ふみや

）投手を優しく抱き上げる齋藤監督の姿がテレビに映し出され、全国の高校野球ファンに感動を与えました。スタンドで応援していた私も感激して涙が止まりませんでした。

野球部以外でも多くの部が東北大会や全国大会で活躍しました。また、部活に励む生徒たちは日頃の生活でも、元気の良い素晴らしい挨拶や、大雪の時の除雪などで、小中学生の良い模範になると、何度も学校にお礼やお褒めの電話をいただきました。本当に素晴らしい活躍と、愛のこもった３年間でした。

ところで、卒業式は新しい人生の〈始まり〉でもあります。今日から皆さんは自分で選んだ新しい人生を始めるのであります。そのような皆さんに、どうしたら充実した幸せな人生を送れるのかを示唆する三つの言葉を贈りたいと思います。

第一の言葉は「一生勉強・一生青春」です。これは書家であり詩人であり、得度したお坊さんでもある相田みつをさんの言葉です。「人間は一生勉強であり、学び続ける人間はいくつになっても青春を謳歌できるのだ」と言うのです。進学する諸君も、就職する諸君もこれから一生勉強です。「インド独立の父」と呼ばれるマハトマ・ガンジーも「明日死ぬと思って今日を生きよ。永遠に生きると思って今日も学べ」と言っています。

私たちが運転する車は、今までガソリンで走っていましたが、ハイブリット車が増え、電気自動車、更には水素を使って走る車も出て来ました。衝突を防ぐ機能が開発され、無人で走る車の実験も活発に行われています。このように、ものすごいスピードで技術革新が進んでいます。ですから必然的に、車を作る人も、売る人も、修理する人も、勉強しなければ付いてゆけません。このように人間は一生勉強です。

萩本欽一さん、欽ちゃんは今76歳。後期高齢者です。かつて「コント55号」でお茶の間を笑いの渦にし、喜劇界の頂点を極めた人です。でも昔、家が貧乏で大学に行けなかったからと、駒澤大学仏教学部に入学し、今４年生です。一生勉強・一生青春を生きている人です。

第二の言葉は、「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、本当に生かさなかったら、人間、生れてきたかいがないじゃないか」という言葉です。これは、山本有三の小説『路傍の石』の中で、家が貧しくて進学できず自暴自棄になり、あわや鉄橋にぶらさがって死にそうになって助けられた吾一少年に、担任の次野先生が語る言葉です。今から80年も前に書かれた小説ですが、この言葉は今に生きる諸君にも是非贈りたい言葉です。担任の先生は、「吾一というのはね、われはひとりなり、われはこの世にひとりしかないという意味だ。人生は死ぬことじゃない。生きることだ。自分自身を生かさなくてはいけない。たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない一生を、本当に生かさなかったら、人間、生れてきたかいがないじゃないか」と吾一に説く言葉です。

私は諸君にも、世の中にたった一人しかいない自分を本当に生かし切る人生を是非送って欲しく、この言葉を贈ります。どうか、世のため隣人のために、元気一杯喜びと感謝の人生を送ってください。

第三は、先ほど読んでいただいた聖書の言葉「目標を目指してひたすら走る」です。皆さんは卒業後の自分の人生に大きな夢・目標を持っていることでしょう。でも人生は〈順風満帆な時〉よりも〈逆風の時〉の方が多いものです。そんな時負けないでください。聖書に約束されているように「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」（『ローマの信徒への手紙』５：３～４）からです。苦しい時も目標を見失わず、追い求め続け、やり遂げてください。君たちだったら絶対できると信じています。

君たちの卒業に当たり、私の愛している三つの言葉を贈りました。どうかこれらの言葉が、諸君のこれからの人生の「道の光、歩みを照らす光」（『詩編』119：105）になるようにと願っています。

最後にもう一度言います。生徒諸君・保護者の皆さま、卒業まことにおめでとうございます！神様の祝福が皆さんの上に豊かにあり、皆さんが前途洋々の人生を送れるよう祈りつつ校長式辞と致します。

2018年３月１日　聖光学院高等学校校長　新井　　秀