本日阪神甲子園球場で開幕した第90回記念選抜高等学校野球大会で、開幕試合の籤を引いた聖光学院が九州代表で福岡県の覇者東筑高校と対戦して5対3で勝利しました。
聖光学院は初回、田野孔誠選手がいきなり初球をセンター前ヒットに運び、チャンスメイク。2番の横堀航平選手のサードゴロの間に二進すると、3番矢吹栄希選手が四球を選びます。そして4番の五味卓馬選手の時にワイルドピッチがあり二・三塁。しかし期待の五味選手はセカンドゴロに倒れて田野選手は本塁憤死。チャンスはついえたかに見えましたが5番須田優真選手にセンター前タイムリーが飛び出して1点を先制します。
守る聖光学院の先発は上石智也選手。沖縄キャンプ後半戦から調子を上げているのを評価されての抜擢です。しかし先頭打者にヒットを許すと、3番和久田秀馬選手にタイムリーツーベース、さらに5番藤原圭一郎選手にもツーベースを放たれ逆転を許してしまいます。
追いつきたい聖光学院は、8番大松将吾選手のヒットを足掛かりに一死一・三塁のチャンスを作ると、1番田野選手がレフトへあわや本塁打かと思う犠牲フライを放って同点に追いつきます。
序盤から点の取り合いになる予想外の展開に、甲子園球場は大いに盛り上がりますが、聖光学院は3回に無死満塁の大ピンチ！しかし上石選手は落ち着いて4番打者をショートゴロダブルプレーに打ち取ります。1点を失ったものの、この粘投が後半につながります。後続は継投した衞藤慎也選手がきっちりと打ち取って反撃を待ちます。
5回に須田選手の犠牲フライで同点に追いた聖光学院は、我慢の野球。2番手のエース衞藤選手が3回1/3を被安打2、奪三振４と力を見せつけると、3番手髙坂右京選手が7回・8回と相手打線を無安打に抑える好投を見せます。
そして迎えた9回表、一死から9番髙坂選手がレフト前ヒットで出塁すると、1番田野選手がセイフティバントを決め、これが悪送球を誘い二・三塁、続く横堀選手がセフティスクイズを決めて勝ち越すと、これも悪送球を誘って2点を奪います。
最終回は髙坂選手がピンチを迎えますが、最後はショートライナーのダブルプレーでゲームセット。嬉しい開幕試合勝利となりました。
皆様、ご声援ありがとうございます。次戦は27日に神奈川の強豪東海大相模高校と対戦します！